世界の名画1000点余を陶板複製画で展示している大塚国際美術館、午後5時の閉館まで1時間を切った。

 

 

僕たちは地下2階から地下3階へ急ぐ。ルネサンス3巨人の一人、ミケランジェロ畢竟の大作が手招きしている。

 

ヴァチカン・システィーナ礼拝堂を埋め尽くすフレスコ画「最後の審判」だ。13.7 m × 12 mm壮大なスケールだ。

 

 

イエス・キリストの最後の審判。左側上に救われたものが昇天し、右側下には呪われたものが落ちていく姿を描く。

 

僕たちは20年前に現地でオリジナルを鑑賞しているが、全く遜色のない迫力だ。陶板複製画、すごすぎるよ。

 

 

このホールには音楽家・イラストレーター米津玄師さんが描いた「Lemon」(93×93cm)が展示されている。

 

米津さんは2018年のNHK紅白歌合戦で「Lemon」を歌った。ライブ中継の舞台となったのが、このホールなのだ。

 

 

しかし「最後の審判」のスケールに圧倒されるのか、ほとんどの人がスルーしている。もったいない!

 

米津さんファンの僕たち、食い入るように鑑賞した。閉館のアナウンスが流れた。名残惜しいが、バス乗り場へ急ごう。