広島市内の自宅を出る時は曇り空だった。

JR広島駅から乗ったリムジンバスが広島空港に近づくにつれ、

黒い雲が広がり、雨粒がポタポタ。霧も出始めた。

 

 

僕の脳裏に黒い不安がむくむく。

三原市(広島より福山に近い)山中にある広島空港。

濃霧や豪雨で欠航になることもある。

 

2F出発フロアに入ると、すぐにフライトボードをチェック。

案の定、成田空港行きANA3132便に「天候調査」の表示。

ドタバタしてもしょうがない。カードラウンジで時間潰し。

 

 

ANA3132便はボンバルディアCRJ700型機。

わずか70席の小型機なので、悪天候にはからっきし弱い。

しかも仙台から飛んできて、すぐに成田へ向かうハードスケジュール。

 

アナウンスが流れた。耳を澄ますと、仙台を定刻に離陸したとか。

広島の天候が回復しないと、大阪か福岡に降りるという。

ま、いいか。国際線は明日のフライトだから。

 

 

とりあえず腹ごしらえだ。僕たちは3Fフードコートへ。

「みっちゃん」でお好み焼き(肉玉そば820円)をウサギさんとシェア。

セキュリティー検査を済ませ、搭乗待合室で待機する。

 

イライラしながら待つこと30分、

曇り空の切れ目に、ボンバルディア機が姿を見せた。

よかった。今日中に成田へ行けるぞ。拍手喝采(はなかった)。

 

 

ボンバルディア機は午後14時45分、30分遅れで離陸。

成田空港にも30分遅れの16時20分にランディング。

シャトルバスで今夜の宿「成田ゲートウェイホテル」へ。

 

早期予約でツインルーム5890円とリーズナブル。

夕食は節約モード。ホテル内のコンビニで買ったおむすび。

長い移動に備えて早めのベッドイン。