ミロ美術館はモンジュイックの丘にある。

1992年バルセロナ五輪の主要な舞台となった地だ。

僕たちはエスパーニャ広場から徒歩で15分以上かけ上って来た。

 

 

冬だからいいけど、夏はきつい。

タクシーかフニクラ(登山電車)がおすすめだ。

フニクラはランブラス通りのパラ・レル駅とパルク・モンジュイック駅を結ぶ。

 

ミロ美術館はパルク・モンジュイック駅からとろとろ歩いて1、2分だ。

入館料は12ユーロ(1560円)、まあ妥当な値段だろう。

学割と65歳以上は7ユーロと優遇されている。

 

 

僕、ウサギさん(相方)、Mちゃん(旅友)、

1時間後の再会を約して解散する。何かあればLINEだ。

それぞれのペースで鑑賞するのがベストだ。

 

ミロ美術館はノンフラッシュなら写真撮影OKだ。

かつては世界のほどんどの美術館もそうだった。

21世紀に入るころ、風向きが変わった。

 

 

「裸のマヤ」(ゴヤ)も「ひまあり」(ゴッホ)をはじめ、

「夜警」(レンブラント)も「モナ・リザ」(ダ・ヴィンチ)も例外ではなかった。

しかしフラッシュを光らせる不届き者もいる。

 

カメラがデジタルに変わり、赤外線で距離測定をする。

この赤外線が作品を劣化させるとか。

不自由な世の中になった。

 

 

ジョアン・ミロ=Joan Miró>バルセロナを代表する20世紀の芸術家が3人いる。ジョアン・ミロ、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ(すべて故人)。ミロは1893年、バルセロナ生まれ。シュルレアリスト。激しくデフォルメされた人物や鳥、原色を大胆に使った色使い、あふれる生命感が特徴。20世紀美術に独自の地位を築いた。