6月8日午後1時過ぎ、世界遺産・水原華城の観光フィニッシュ。
しっかり歩いたので(そうでもないか)、お腹がすいた。
さあ、ランチはどこにしよう?
僕一人ならガイドブックの載っているような有名店はエスケープしたい。
しかしミーハーなウサギさん。「『全州中央会館』でビビンバが食べたいな」。
今回の旅は「ウサギさんわがまま旅」。僕は従順なガイド役だ。異論は言えない。
そこで水原ツアーのガイド金さんにお願いし、
ソウル一の繁華街・明洞の「全州中央会館」そばで車を止めてもらう。
やはりツアーは楽ちん。ウサギさんはニコニコ顔だ。
「全州中央会館」は狭い路地の奥にある。
スマホの地図アプリを見ていても、10人中8~9人はスルーするだろう。
だから路地の入口に客引きがいる。僧衣なのでやたら目立つ。
いつもは観光客で埋まる明洞の通りも閑散としている。
やはりMERS(中東呼吸器症候群)を恐れる観光客のキャンセルは深刻なようだ。
そのせいで全州中央会館はがらがら。待たずに入店できたのはラッキーか。
看板メニューの石焼ビビンバは1万ウォン。
日本円で1100円。1ドル85円時代なら700円。円安が痛い。
まずパンチャン(小皿)が運ばれてきた。
日本のお通しは有料だが、パンチャンはタダ。お代わりもできる。
ナムルやキムチ、スープなど5皿。昔(10年前)は7~8皿あったような。
カトラリーはテーブル下の引き出しに入っている。狭いテーブルスペースの有効利用だ。
いよいよ石焼ビビンバの登場だ。
ジュージュー、パチパチ…美味しい行進曲を奏でている。
ガイドブックによると具は11種類、味噌は5年寝かせ、米は牛肉スープで炊いている。
しっかり混ぜ混ぜ。スプーンで口に運ぶ。
おおっ、美味しいよ。超有名店だが、味は落ちていない。
「美味しいね」。ウサギさん、目じりが下がっている。
客引きばかりが目につく明洞界隈をぶらぶら。
かつては世界一の売り場面積を誇った「ユニクロ」も閑散としている。
円安の影響で、商品は日本よりも高価。日本人観光客にメリットは全くない。
ロッテデパートにも寄り道。
B1のケーキショップで市松模様のケーキを購入(6000ウォン=660円)。
ホテルに戻ったのは午後3時過ぎ。
持参のドリップコーヒーを沸かしスイーツタイム。
夕方からの行動計画を思案していると、携帯が鳴った。
僕は不吉な予感を覚えた。
<気まぐれクイズ>僕が覚えた不吉な予感とはなんでしょう?ウサギさんツアーにヒントが…。