<辛さレベル>★★★=激辛、★★=中辛、★=小辛、☆=辛さゼロ
それは犯罪的な辛さだった。「カフェ29」のレッドカレー。
いつものようにチェンマイ旧市街をぶらぶら。
偶然、出会ったレストランだった。
四つ角に面したオープンカフェ。
店頭のメニューを見ると(タイ語&英語)、オーソドックスなタイ料理が並んでいた。
客は欧米人が目立つ。
だから手加減した料理だろう、そう思ったのがミスチョイスの遠因だった。
タイ料理と言えばタイカレー。旅も半ばを過ぎたのに、僕はタイカレーを食べていなかった。
そこでレッドカレー(50バーツ=160円)。
安い。だから欧米人にも人気なのだろう。
タイの人気ビールビアチャーンを飲みながら(40バーツ=128円)を飲みながら、
僕はレッドカレーを待つ。
カレーにはチキンと野菜がごろごろ。めっちゃ美味しそう。
まずスープを一口。ぎゃぎゃぎゃあ~、辛さが脳天に突き刺さる。
未体験ゾーンの辛さだ。
■
日本の激辛カレーの数倍の辛さだ。
僕はスプーンにライスをどっさり乗せ、先っぽだけカレーに浸す。
それでも辛さは収まらない。ビール飲むと一時は収まるが、辛さの逆襲は半端ない。
僕の旅の信条(残さず食べる)に反するが、完食は諦めざるを得なかった。
身ぶり手ぶりで、スタッフのお嬢ちゃんに「辛過ぎちゃった。残してゴメンね」とアピール
たぶん通じたのだろう。お嬢ちゃん、微笑んでくれたのが救いだった。