食も海外旅行の楽しみの一つだ。
美味しい食事と出会うと、観光の疲れも吹っ飛びます。
しかしドイツと聞いて真っ先にイメージするのは固い肉とジャガ芋くらい。

T上司ランチ漫遊

今回の旅、どんな食事が待っているのか。
南ドイツ第一夜は、少し奮発してイタリアンレストランへ。
ドイツなのにイタリアン? ごめんなさい。パスタが無性に食べたかったんです、

お洒落な内外装。入り口で蝶ネクタイをしたボーイがウェイティング。
こちらジーンズにダウンジャケット。ラフすぎる服装ではある。
入店拒否かと思いきや、すんなり入店できた。

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うやうやしくドリンクメニューが手渡される。
メニューには高級ワインがズラリ。しかし、いきなり散財は出来ない。
お手軽なハウスワインをキャラフェで注文する。

ワイングラスを手に、食事メニューをめくる。
言葉の問題もあり、アラカルトを頼むのはやっかいそう。
そこで31ユーロ(3100円)のプリフィクスコースをチョイス。

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サラダ、スープ、パン、パスタ、肉or魚、デザート、カフェ。
皿数が多い。食べ切れるかな、不安がもくもく。
サラダを見て、不安が一気に膨らんだ。

大きなお皿に野菜がてんこ盛り。
これだけで、お腹がいっぱいになりそう。
いやいや、ここで白旗を上げては日本男児の名折れだ。

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パンとスープをなんとかこなし、悠然とパスタを待つ。
しかしパスタのボリュームも半端じゃない。
クリームソースはお腹にこたえる。

3分の1ほど残してギブアップ。
「美味しいんだけど、ボリュームが多すぎて…」
不審げなボーイに苦しい言い訳。

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魚料理も負けじと盛りだくさん。
悲鳴を上げる胃袋をなだめながら、なんとか半分ほど食べ終える。
それでもスイーツは別腹。2皿も平らげた。

いよいよお会計だ。
チップ制のヨーロッパでは、これが面倒くさいのだ。
先ほどのボーイを手招きし、「チェックプリーズ」。

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勘定書を見ると、食事とワインで43ユーロ(4300円)。
これで終わりなら簡単だが、チップを置かなければボーイは一家心中だ。
不安げなボーイに50ユーロ渡し、「お釣りはいらないよ」。

笑顔に変わったボーイ。ドアの外で丁寧にお見送り。
う~ん、チップの額が多過ぎたかなあ。
これも日独親善の第一歩だ。

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第1夜の散財に懲り、2日目からは庶民的なレストランへ。
メニューには前菜、スープ、肉料理、魚料理といろいろ並んでいる。
同じ轍を踏んではいけない。前菜or肉o魚料理から一品だけ頼むことにした。

1品だけでもボリュームはあるが、なんとか完食できそう。
パンは無料。それで、だいたい7~12ユーロくらい。
それでもチップがいるのは頭が痛い。

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仮に16ユーロの時、20ユーロ札を渡すとする。
「チップは別だよ」とボーイに言い添えないといけない。
彼は4ユーロがチップと思って、お釣りを持ってこないことがある。

お釣りの4ユーロをキチンと受け取り、
改めて請求額の10%程度、2ユーロをテーブルに置いて席を立つ。
これが正解なのだ。

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あ~あ、面倒くさい。まあ郷に入っては郷に従え。
彼らの生活はチップにかかっているのだから、それも止むなし。
ボーイさんと、あれこれ話をするのも楽しいし。

街歩きに疲れたらカフェで一休み。
ショーケースに並んでいるものを指でさせばOK。
チップがいらないのもいい。

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ビールも飲んだけど、スイーツも食べまくったなあ。
今回の一押しはザルツブルグの「カフェ モーツァルト」。
音符マークのデコレーションが可愛かった。

南ドイツ厳寒の旅もフィナーレ。
フランクフルト空港でANA最新鋭機B787が待っているはず。
羽田空港へのフライとが楽しみだ。 

■全く役立たないトリビアクイズ<12>

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ザルツブルグで食べた肉料理です。
さて、これは何の肉でしょうか?
もちろん牛肉ではありません。

★第11回解答 

シロップ入りのビールです。
緑でも赤でもピンクでも自由自在。
ただしお味は今一つでした。