色付きリップと空想指導案と私 | 空想指導案

空想指導案

趣味とこれまでの経験で、こんな授業ができないかなぁを考える。

衣替えの時期が近づいてきました。やりたくない身だしなみ指導。

特に、女子の身だしなみ指導は、新商品開発部との戦いです。

しかし、マスク生活になって、色付きリップとの戦いは一段落。

そもそも、生徒の顔をじっと見て、髪型や眉毛、メイクとか言うのホント嫌です。でも最近はメイク男子もおり、結局はこっちの美意識

(身だしなみ意識)の基準との折り合いをどうつけるかも試されている

ような気がしています。

 

ということで、今日の空想指導案は「メイク」を題材に。

(テーマ)「メイク」から自分らしさを考える。

(前提となる考え方、価値観)

自我の発達として自身の外見に興味を持ち、理想とする姿との

ギャップに葛藤するのは正常なことであるので、大いに葛藤せよ。

ただし、自分が気にするほど、人は貴方のことを見ていないのさ。

早くから安いの塗ると、年取った時に、皮膚の機能や代謝に影響する

んじゃない?そして余計、量も経費も上塗りになる。

っていうか、心身を元気にすることが、化粧の効果をアップさせるの

ではないかな?イキイキしている人ほど魅力的だぞー。

まあ、正しい知識に裏打ちされたメイク(身だしなみ)の基礎基本は、

男も女も知っていて損はないけどね。

でもやっぱり、メイクやりたいなら家でしっかり練習して、休みに学

校の外でテストしてくれ。…こんな想いを頭の中に置いているんです

(身につくかもしれない資質・能力)

自分らしさってなんだ?を考える物差しを作る力。

(理想とする授業形態)

道徳を中心とした教科横断型授業

(指導計画)

1道徳

身だしなみ指導や校則について考えさせる。

「色付きリップはOKか?」「化粧はOKか?」について議論。

本時の振り返り「自分らしさとは何か?」に答える。

2理科

高い化粧品と安い化粧品の成分分析を行う。

皮膚の構造について、ちょっと医学寄りの視点から学ぶ。

※保健の授業でも良い。

3日本史

日本史における化粧の意味と変遷について学ぶ。

武士の化粧や芸能における化粧、その原材料などに焦点を当てる。

※世界史日本史共通の「仮面」の文化史と絡めても良い。

4国語

中島みゆき「化粧」の歌詞から、化粧の意味を考える。

宮本ヒロジもカバーしています。歌い方がまた切ないです。

5学級活動(特別授業)

化粧品メーカー社員さんと、生徒によるメイク対決。

男女それぞれ実践する。

(場面を想定し、それに合わせたメイクをしてくれるのがプロ、

漠然とカワイイ、カッコイイで塗りたくるのが生徒、みたいな差が

出るのが理想的ですが…プロって何考えてメイクしているのですかね

その辺聞いてみたいですねぇ。)

6道徳(まとめ)

1の授業をもう一度やる。

Before-Afterで自分の考えの変化について(変わってなければ

変わらなかった理由について)、なぜそうなったか自分なりに

考える。

(想定される授業実施場所)

色付きリップの指導(その他身だしなみ指導)で、困っている学校。

(指導苦言)

女性視点からの生徒指導的要素が多いので、広島県の平川理恵教育長

にお願いしたいところです。

 

Bis Morgen!