夏目友人帳もこの話を入れてあと2話です。


前回の予告編で、貴志君が呪われて残り5日の命という、けっこうピンチな感じだったので、前項編でやるのかなと思っていたのですが、1話で完結しましたね。


ひっぱろうと思えば、5日間という時間を使ってひっぱれるネタだったと思いますが、あえて、ひっぱるようなことはしない監督の姿勢には好感を覚えます。


今回のお話しでは、くもの巣にかかったカエルを助けた貴志は、その場に居合わせた印使いの邪鬼に呪われてしまいます。


おまけに、呪いの印に触れてしまったニャンコ先生も、呪いの影響で縮んでしまい、力にはなる事ができません。


止む無く、ニャンコ先生の代わりに、ヒノエや三篠といった妖怪に助力を頼むのですが…



…いやあ、何といっても印使いの邪鬼が非常に良かったです。


時間が経過し、呪いの力が強くなるにしたがって、だんだんと貴志に近づいてくる邪鬼の影。


たたずむ姿が、実に不気味です。


そして、塔子さん達を危険な目に逢わすまいと森で野宿する貴志を襲う時の邪鬼の影の動きには瘴気のようなものまで感じるほどでした。


お陰で、貴志が式の呼び出しに成功して、邪鬼を退けた時は、ほっとしました。


そして、お話しの最後に、場所も告げずに外泊した貴志を心配した塔子さんが、貴志を叱る場面では、「ああ、愛されているって、こういうことなんだよな。」と思い、ジーンときてしまいました。


よくもまあ、毎回毎回、こうも感動させられるものだと思いますが、だって、そうなんだから仕方ないじゃないか、とか言ってみたり。(苦笑)


さて、夏目友人帳も最終回を残すのみです。


来週は、どんなお話しになるんでしょうか?


楽しみです。