教科書通りの経営? | サバイバル! "仕事力"養成講座

教科書通りの経営?

最近、感じるんですが、
教科書通りの経営が一番いい、
と信じている人が増えている気がします。

MBAで教える知識だけを使い、
その知識のままに現場に適用する人。


そういう人が増えるにつれて、
がんばれば急回復できるものも、
平気で、切り捨て論を言ってきます。


もちろん、経営は、収益が出てナンボです。

しかし、いまの収益に注目するだけで、
中長期の収益を考えないのは、いかがなものか。


雇われ経営者であれば、
在任期間中に最大限の収益を確保することに
血眼になるのも理解できます。

しかし、なんと、雇われ経営者でもない、
株主でもない、ずっとその会社に雇用されてゆくであろう、
従業員・管理職でも、同じ発想をする人がいる。



LTVという考え方があります。

Life Time Valueですね。
生涯価値といった意味です。


いま、仮に、ムリして利益を出したとしても、
その利益を出すために、人財を削り、事業を廃止し、
直近の事業だけに集中(他は事業整理・撤退)するとすれば、
長期的な会社の価値は、どうなりますか?

もし、長期的な事業継続性を毀損するようであれば、
そのムリした利益は一体何なのか?考えてみる必要があります。


当然、セオリーとしては、
当期の利益を次の成長事業に投資して、、、
ということになりますが、
実際には、そうは簡単にうまくいかない。

じゃ、成長性がないから配当性向を高めて。。。。
としてしまったら、生涯価値はどうなるか?


家庭だって、同じでしょう。


いま、夫婦が楽しいから、
いま、家族の見栄えをよくするために、
子供を学校に行かせない親。

そういう親が、エライ・かっこいいと
言われるし、本人も、勘違いしちゃってる。

それって、変でしょう?


将来の原資を削るまでの利益確保は、慎重であるべき。
経営は、会社としてのLTV(生涯価値)も考えて経営しなきゃ。

そう思います。



そんな、日本的にはあたりまえの価値観も、
流行の教科書だけをみると、なかなか書いてないので、
つい、考えなくなっちゃうんですよね。


だから、
いまの利益を出すことが第一優先。
(これは教科書にアリ)

だけど、かといって、
将来の芽はつまないようにしたいものです。
(教科書が書ききれていないところも大切です。)