ニャーさんはもらわれて行きました。
次の日の明け方 5時頃ふと目を覚ますと、嵐のような風、そして雨
「よかった、ニャーさんは家で過ごしているんだろうな。よかった」
私は、布団の中で、風や雨の音を聞きながら安堵しました。
朝、職場に行くといつもニャーさんを可愛がっていた Oさんの姿
(Oさんは、ニャーさんを昨日もらってくれた方 Iさん にニャーさんを最初にお願いした人です。)
朝早くからニャーさんの事を聞きに行った様子でしたので
「ニャーさん大丈夫だった?」と声をかけると・・・・
「だめだったそうです」と・・・。
そして・・・。「ずっと鳴いて外に出て行ってしまったそうです・・・。」
「なんですって!!!!!」
Iさんのお宅は、職場から10キロ以上離れた場所で、ニャーさんの知らない土地です。
昨日もらわれもう脱走・・・・。
「探さないと・・・。」
「ポスター作って、ポスティングしないと・・・」
「どんな風に逃げたのか確認してね・・・」
「みつけたらどうしようか?」
「一時私が預かります」
でも、まず探さないと・・・。見つかるのだろうか?
その日は、一日仕事にならず。外に出る用事があったので Iさんの自宅回りを見に行くと
私の全く知らない土地
職場とは違う住宅街、車の通りもあり心配な要因ばかりでした。
どこをどう探したら良いのか???
途方にくれるとはこのことです・・・。
でもまずは、保健所に連絡し「迷いネコ」登録
保健所の担当の方より、警察と愛護センターにも登録をしておいた方がよいとの事で電話番号を教わり連絡・・・。
私は、半ば、もうニャーには会えない・・・そんな思いが頭をよぎりました。
ちょうどその時、猫好き友人Wさんより電話があり
Wさんに「ニャーがいなくなった・・・。」と泣きながら報告すると
Wさんは、ニャーとは2.3回しか会ったことがないのに
「探すの手伝います!!!絶対見つけましょう!今日夕方行きます」
私は、彼女のこの言葉で目が覚めました。
あきらめたら終わりだ・・・。と・・・。
続く