fate -2ページ目

月とキャベツ。

やがて、ボクらの世界は動き出した。森や沢山のキャベツもすべて。いつまで続けばいいと。







君は、どうして道を作らないのって聞いたね。ボクは少し困って、作れないだけって言ったら、作ろうとしてないだけでしょ!




君の道を初めて見たとき、ボクは心が動かされた。



心から君に惹かれた。




ボクも道を作りださなきゃと思った







ボクは少しづつだけど、





見つけようと、





探そうと、思う







ボクのため?







いや、







君のために。











でも、時々ボクが道につまづいたら、一緒にキャベツ畑にいこう。




キャベツのばばたきを聴きに。











『私を忘れないいでね』









君はそう呟いた。








ボクは、やっと









やっとできたんだ。
新しい道が。

月とキャベツ…

ボクは…戸惑いと怒りで…君を…ボクの世界から追い出したかった…

君は破天荒で、僕を振り回した……………帰ってほしい……


君は捨てられた自転車を拾って、自分は器用だからって僕に似合うからって言って……帰れ…


ボクの世界からいなくなる君を見送った……………なんか……寂しい………待てよ……いてもいいぞ。







ボクの世界は、ボクと君の世界になった。

月とキャベツ

ボクは昔は一つの道しか見えなかった。そのうち、その道も見えなくなった…だからボクはひとりになることにした…森と沢山のキャベツに囲まれたココはとても居心地が良かった…。自分しかいない自分だけの世界…


時々、騒がしい世界に出てくれば、友人やウルサイ人もいる……いたくない…世界…


何かみたいものがあるんだ…そうやってずっと言い訳にしてきた…


そんな時…君は突然…現れた……君はボクの世界を…ボクだけの世界を壊し始めた…