TODAY'S
 
鹿児島3泊4日の旅 その3

 

観光1日目:南薩地域(枕崎市、指宿市)を観光

観光2日目:桜島と仙厳園を観光

 

〈観光3日目〉

今日は、雨(ときどきどしゃ降り)です。

鹿児島旅行の最終日。

 

今日のプランは、鹿児島市内観光とお土産購入です。

 

雨の中、大きな荷物を持ち歩くのは大変なので、

ホテルチェックアウト後、「センテラス天文館」のコインロッカーに荷物を預けました。

 

センテラス天文館は、天文館の中心部にある2022年開業の複合商業ビル。

ショッピングが楽しそうですが、今回は荷物預けとトイレ休憩の拠点として利用しました。

 

天文館電停から市電で3駅(歩いても20分ほど)の市役所前で下車し、

鶴丸城跡(日本100名城に選ばれています)を目指します。

 

クルメツツジ(ツツジ科))が咲いていました。

 

鶴丸城跡の「御楼門」

堀に枯れて見えるのは、ハスの群生です。7月頃が見ごろのようです。

 

立派ですね。

 

門をくぐり、いざ城内に入りましょう。

 

城内には、

鹿児島県歴史資料センター「黎明館」があります。

3階建ての、大きな建物で、

鹿児島の歴史や、島しょ部を含む文化的物品が、これでもかというくらい、膨大に展示してありました。

入館料410円で、じゅうぶん楽しめました。

 

ちなみに、昨日の鹿児島市内観光では、市電、市バスに乗り放題の1日乗車券(600円)を利用しましたが、

その乗車券には、さまざまな割引券がついており、黎明館の入館料がなんと300円になります(110円引き)。

私は、昨日役目を終えた1日乗車券を捨ててしまっていたので、使えませんでしたが、家族は割引で300円で入館しました。

 

入口の外に展示してあった、しゃちほこ。

鶴丸城に設置されていたものの、レプリカでしょうか。

 

同じく、鬼瓦。

館内をたっぷり、1時間半ほどじっくり楽しみました。

かつて鹿児島は、琉球を中継地として貿易で栄え、大陸文化やヨーロッパ文化が多く伝わっていたそうです。
そういえば16世紀(1549年)に、フランシスコ・ザビエルが宣教活動で日本を訪れ、日本で最初にキリスト教を伝えたのも鹿児島でしたね。

当時、日本は戦国時代ですが、鹿児島(薩摩)は南九州一の都市で、最先端の文化的都市だったんですね。

 

時代は流れて、幕末から明治にかけて、西郷隆盛や大久保利通、小松帯刀などの薩摩藩士が大活躍しました。

江戸から遠く離れていても、教養や志が高かった先人たちにリスペクトです。

 

ところで、長年にわたり薩摩の教養レベルを高めた学校として、

「第七高等学校造士館」があります。

かつて、西郷隆盛や大久保利通たちも、第七高等学校のルーツ「造士館」で学んだそうです。

校舎は、この鶴丸城跡(現在の黎明館のある場所)に建てられていたそうです。

 

そして第七高等学校造士館は、現在の鹿児島大学に受け継がれています。

ということは、西郷隆盛や大久保利通は、鹿児島大学出身の私の大先輩と言えるのではないでしょうか。

などと考えると、少し誇らしい気持ちになりますね。

 

 

お堀のそばを流れる小川(側溝)に錦鯉が泳いでおり、きれいに整備されています。

 

アコウ(クワ科)。日本の亜熱帯に分布する樹木の代表種ですね。

全体が写真に納まらないほどの大きな樹木でした。

 

西郷隆盛の銅像

 

鹿児島産うなぎの有名店「うなぎの末よし」

ここで昼食を食べようかと思っていたのですが、

ここまでの贅沢な食事で、胃もたれぎみだったので、結局入りませんでした。

なのまたの機会にしましょう。

 

「天文館むじゃき本店」

名物の「白熊」かき氷。天文館に来たら味わいたいスイーツです。

巨大な1人前サイズを、おいしくいただきました。(ハーフサイズもあり)

 

この後は、鹿児島土産として、

「薩摩蒸気屋」のかるかん、

「唐芋菓子専門店フェスティバロ」の唐芋レアケーキ、

「揚立屋」のさつま揚げ

などを購入しました。

 

天然温泉、文化体験、絶品の食事。3泊4日の大満足の鹿児島旅行でした。

鹿児島は、黒牛、黒豚、薩摩地鶏と畜産物が有名ですが、

錦江湾の海の幸である「きびなご」や、ブリ養殖、クルマエビ養殖も盛んです。

屋久島のトレッキング、奄美大島のマリンレジャーなど、魅力がいっぱいです。

ぜひ、また来たいですね。

 

それでは、良い一日を。