「セブン・シスターズ」
(原題:What Happened to Monday、別題: Seven Sisters)
2017(英米仏ベルギー) 近未来SFサスペンス・アクション
(2度目の鑑賞)
出演
ノオミ・ラパス (7つ子すべて:1人7役)
長女から順にMonday、Tuesday、Wednesday、Thursday、Friday、Saturday、Sunday
と祖父(ウィリアム・デフォー)に名付けられ
『子供は各家庭に一人に限定』という超極端な政策のもと
7人はなんとかバレずに成長し日替わり交代で仕事や買い物をこなし
カレン・セットマンという一人の人格を演じているのだ
もしも万が一
Child Allocation Bureau(自動分配局)に踏み込まれた時に
隠れる秘密のクローゼットがちょっと時代遅れの感あるけれどご愛嬌
はたして最後まで生きていたのは誰か...
SFの要素は勿論、ハッキング、格闘、恋、姉妹愛
そして地球の人口増加問題が複雑に絡んで、どんでん返しのような展開もあり
音楽・サウンドもご機嫌、街の様子もリアル、映画としてはA級である
銃には指紋認証ロック
ドアには虹彩認証ロック
手のひらがタブレットになり
僕の好きなハッキング映画の要素もたっぷり
主役が7人もいると、様々なキャラやスキルの違いが設定できて楽しい
ちょっと贅沢な設定だ
多重人格ポップス人間の僕としては羨ましい限りである(笑;)
ノオミ・ラパス↓
ノオミ・ラパスはブス?
よくネット上で話題になったが...
女優にしてはブスだと思う
しかし僕は何故かその魅力にいつのまにか取り込まれてしまっていた!
思えばあの「ミレニアム」で、
なんじゃこのブス女は...
とバカにしながらスクリーンに向かっているいるうちに
役柄と言え彼女のハッカーとしての才能に
憧れと羨望が僕の心の中ではち切れそうに膨張してしまい
最後には
彼女のルックスこそ美の極致のような気分にさせられていた
あの映画は罪作りな映画だ(笑;)
ほどなくこの「セブン・シスターズ」で
その演技力とアクションのかっこよさにも脱帽
メイクさんもやり甲斐のある女優だろうな
この映画の7人はそれぞれ異なるキャラとルックス
けれど同じ衣装とメイクをしたら違いなんて分かりゃしない!
あたりまえだすべて本人なんだから
ストーリーの中でも、観客に対しても時々、これは誰だったっけ?
と目をしっかり開けても区別出来ないシーンが...
そんな時はセリフだけが区別の拠り所であり、それもまた楽しからずやだ
なお、お互いに格闘するシーンはスタントを使っていたね
単純に見つめ合ったり食事のシーンなどは合成だ
撮影にはいろいろ工夫したと思うが
いつの間にか本当に7つ子がいるような錯覚に陥りとてもよく出来ている
「セブン・シスターズ」のノオミ・ラパス↓
「ミレニアム」のノオミ・ラパス↓
「プロメテウス」の時も良かったし
彼女はヴィジュアルにスリル感がある不思議な女優だ
けれど
残念ながら日本含めて世界的な売れっ子女優にはなっていない
やはりブスだからか?(おっと、オチャラケてしまった;笑;)
<余談その1>
「ギヴァー 記憶を注ぐ者」のメリル・ストリープと
「セブン・シスターズ」のグレン・クローズは
ほとんど同じキャラ、逆の出演でもOKだ(笑;)
グレン・クローズ↓
<余談その2>
2015年国連が提唱した『SDGs』
= Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
を少し意識してるように感じたのは僕だけだろうか...
劇中グレン・クローズ演じるケイマン博士のスピーチに
「Sustainable Futire」というコピーフレーズが出て来て興味深い
国連は2030年までに世界で実現しようと言っているが多分無理だろうなぁ...(汗;)
<余談その3>
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