傷だらけの体で
狭くて真っ暗な部屋から
ぼんやりと外を眺める
どんよりしとた空が
静かに涙を流していて
まるで自分のようだと
顔を歪める

傷を癒す術もなく
涙を止める術もなく
慰めてくれる腕も
ここにはないのだ
ただ独り
ただ独り
自分で自分を抱きしめて
痛みを痛みと感じなくなる日を
待ち続けるしかないのだ

傷だらけの体をじっと見る
こんなになってまで
何をやっていたんだろうか
やる意味はあったのだろうか
わからない

止みそうにない雨
止まらない涙
闇に飲まれて
病んでしまうかもしれない
それも生きるルートなんだろうか
独り病んで朽ちていくのも
生きていると言えるのだろうか

 

 

 

 

 


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