聴覚過敏でHSPの娘(ただいま18歳)
聴覚過敏に気付いたのも
HSCに気付いたのも
思春期に入ってからです
中学2年生の頃 娘のこころのなかでは
大変革が起こったようで 急に
HSP気質が出てくるようになりました
幼少期から中学1年生までは
自己主張強めで 超目立ちたがり
自分にとても自信のある子供でした
文化祭や学芸会ではいつも主役に立候補
学級委員や生徒会運営を楽しみ
先生からの信頼を自分の力にして
積極的に学校行事に参加するタイプ
習っていたピアノやバレエの発表会では
「私 緊張しないので!」と言い切り
本当に本番で調子を上げる子でした
当時親子でドクターXが好きでした!
「私 失敗しないので!」もよく言ってました
中学校の入学式では代表宣誓をしましたが
新入生の人数が聞いていた人数と変わっていることに
入学式本番中に気付いた娘
アドリブで宣誓文の人数を正しく直して
読み上げた時には 娘の余裕に驚きました
ところが 中学2年生の4月春休み
コロナで一斉休校になりました
この春休み明けにバレエの発表会が予定されていました
だから 春休みはほぼ毎日 時には合宿しながら
バレエの練習に励んでいた娘
発表会の1週間前 突然発表会の中止が
決まりました
プツンと糸が切れたように娘は
何もかもやる気を失ってしまいました
燃え尽き症候群?と思い
そっとしておきましたが
中学校も休校で 外出もできない
生活がしばらく続きました
その頃から 娘は他人の目をひどく
気にするようになりました
人にどのように見られているかを常に気にして
目立たないように 授業でも当てられないように
他の人から変だと思われないように
細心の注意をはらっているように見えました
人から嫌われないように
自分が思っていることも伝えられず
にこにこと笑うしかできない娘は
「八方美人はすごく嫌なのに
八方美人しかできない自分が本当に嫌!!」
と自己否定を強めていきました
そして 高校に入学
ストレスを感じてつらい毎日
自分が傷つくのを恐れ
身動きが取れなくなってきた頃
「私HSPかもしれない ネットに書いてあること
全部当てはまるの!!」と言いました
「きっとHSPの性質が本当の私なんだよね
小さい頃はそれを必死で隠して
頑張ってたんだよねー よくやってたわー
今の私にはできないよ」と自身で
過去を振り返りました
娘に起きること 経験することはやっぱり
娘のために起きている必然なんだなと思います
今 娘が選択することは 全て娘を作っているし
貴重な経験をしている だから
親のできることはやっぱり 見守ることだけ
そう思うと
娘が生きている実感を感じられました