自立とは | 娘とおかあちゃん。(かしこくなりたい)

娘とおかあちゃん。(かしこくなりたい)

いくつになっても世の中には、分からない事がいっぱい。
もがきながらもシンプルで賢く生きていきたい。
シンプルとはほど遠い頭の中を書いています。
障害者区分5の18歳の娘です。

生活介護2の日だった。

娘がリュックを背負ったままお迎えの車に乗り込んだ。

座り終えたら、絶対に心地悪くてリュックを下すのに、

途中で「リュック下ろして、シートベルトしようか」

と言われた。1分でいい。待って欲しい。必ず自分で

考えるからと思う。何度か伝えたが、その意味が分かって

貰えない。

自分で考えて出来た充実感を味わさせてあげて欲しい。

小さの充実感の積み重ねの毎日を送らせてあげたい。

先に言ってしまうことは、選択肢を与えない事に

つながってしまうこともある。

言われたことが出来れば褒められる。それが続くと、

自分で考えなくても、言われたことをすることが

正しいことになってしまう。

 

どう伝えればいいのか。

若いので体力はある。少しぐらい身体を動かしても、

そんなに疲れない。たくさん考えて、頭を使って

行動した方が疲れる。その方が、夜も寝てくれる。

今日は寝ようとしない。言われることに従えば、

頭を使わないで済む。何故、多くの支援をする人は、

それを選ぶのだろう。本人が、自立できない道を

選ぶのだろう。

何かが出来る事だけが自立ではないと思っている。

何かが出来る事よりも、自分で考えて表出できることが

自立だと私は考えてきた。

体が動かず自分では何かするのが難しい人で

自立している人はいる。自分で考えたことを

他の人に伝えることで介助してもらい、

自分の人生を歩んでいる。

自分の人生を自分で決められること、

それが自立だと思っている。

どんな小さなことからでもいい、自分で考えて

自分で行動する。それを介助者が奪ってはいけないと思う。

思考が人を作るとは思っていないのだろうか。

 

娘を送り出し、納戸の片付けをした。

ビデオデッキ2台パソコン2台が出てきた。

バイクもないのに、ヘルメットが4つ。

飾らなくなった、お雛様。

飾らなくなったクリスマスツリー。

ゴルフクラブ。

 

捨てるもの、捨てるに捨てられないもの。

絶対捨てるものだけ、捨てる準備をした。

徐々に厳選していこうと思う。

個人情報が載った書類は、処分してくれるところに

持っていこうと思う。

 

4時間頑張ったけど、まだ開けていない段ボールがある。

いったい何が入っているのか。

15年以上詰め込んだ結果だ。

時間はある。

徐々に片付けようと思う。

 

そんなこんなで、1日が終わった。