こんばんは
先週初めてうかがった、福岡の中華じげんさん。
「ととのうランチコース」と、別料金で、上海蟹もお願いしました。
渋くて素敵な内装です。コの字型のカウンターのみです。
前菜は、ピータンと自家製甘酢生姜、五島のヒラマサの広東風のお刺身、海月の赤酢和えでした。
ヒラマサの澄んだ味わいに、一瞬こんなに美味しいお魚だったかな!?と驚きました。
上海蟹は酔蟹にして下さいました。
漬け込みの紹興酒に、蜂蜜、カルダモン、八角、山椒、ローリエと、様々な素材が使われているのに、とても円やかに調和しています❣
こんなに優しく深い味わいの上海蟹は、今までに一度も食べたことがなく、感激しました💖。
夫もシロクマも、ちょっぴり二日酔いだったので、実は酔蟹より先にスープを頂きました。
スッポンと鹿肉のスープです。
国際薬膳師の御主人が、スープが胃に粘膜を作るし、ブシン、枸杞、トウジン、トウキという生薬が身体を温めて、スッポンは肝臓にも良いと教えて下さいました。
上湯を、50キロの豚足を何回も何回も炊いてとったお出汁で割ってあるスープは、正に旨味と栄養の塊❣唇同士がくっつくようでした。
これがランチで出るとは・・・
お盆が来ました。器も個性が有ります
ウイグル地区和田という地域の、マイカイカという、世界一良い香りがする薔薇のお茶も出してもらえました🌹
胃腸の調子を整え、食欲を増進させる効果があるそう。何より、目を閉じてうっとりするような純粋な甘い香りでした(*´ω`*)
五島の石垣鯛を、長州地方の中国たまり醤油とナンプラーで、鶏肉のように煎り焼きしながら、タレを絡めたそうです。
石垣鯛といったら、かなりの高級魚!
惜しみなく良いものを出して下さっているのが、よーく分かりました
素晴らしく美味しいしなやかで清らかな白身に、甘過ぎず旨味を高める抜群の調味✨
右手前は、沖縄は久米島の、赤鶏のもも肉と胡桃の炒め物です。
鶏肉は、食べ合わせる食材の効果を高めてくれるそうで、胡桃は大腸に入り、便通を良くして、腸を潤すそうです。
その左は同じく鶏のむね肉と、自家製甘酢生姜、菊芋をジンジャーパウダーで和えたものです。
生姜も体を温めるし、菊芋は血糖値が上がるのを抑える効果があるそうで、ほんとにさっぱりとしていました。
一皿だけ空だった小皿には、昔の熱心な料理研究家の名前が付いた、揚げ立ての上湯のスープの天麩羅が来ました。
勿論初めて。
凄い(;'∀')❣衣から熱く溢れるふんだんな旨味・・・口福とはこのことです💖
陳皮の入った御飯に、五島の肥料で育てられたオーガニックな五島豚ちゃん。
陳皮の爽やかな香りに、最初は「少しにして下さい」と言っていた夫が、シロクマの分まで食べていました(;^_^A 器も可愛い!
デザートは南瓜のお汁粉、香港スタイルです。
南瓜の自然な甘さです。
シロクマ、凄い御方と出会えたと確信しました。
いつか是非とも、「みだれるディナーコース」を食べに行くつもりです。
その時、予約できると良いのですが・・きっと予約困難店になられている気がします(´;ω;`)