こんにちは。


今日の風はひんやりとしています。
ただ、寒いというほどではなく私は快適に過ごせています。





毎日いろんな方のブログにお邪魔させて頂き、家族の何気ないお話や可愛いペットちゃんのお話や、自身の苦しい胸の内を綴られたり、、、などを拝見しています。




現在私がフォローしている方で奥さまに裏切られた苦しさを書いている方がいます。
私も過去に夫の裏切りに涙した経験があり、その方に元気を出してほしくてコメントをしました。

お返事を書いて下さり、その中にどのようにつらい気持ちを抑えてきたのか?と書かれてありました。

ご自身は現在進行形で我慢の日々のようで、数年先になれば許せるのか?といろいろ悩んでおられる様子です。


現在、私達夫婦は仲良く暮らしています。
もちろん夫の裏切りを思い返す事もありますが、夫婦として穏やかに暮らせています。



改めて考えると、私はいつ夫を許せたのでしょう?
そもそも許すという事は何なのでしょうか?





皆さま、三浦綾子さんの小説「ひつじが丘」を読んだ事はありますか?
私は人生のバイブルとするほど大好きな作品です。



主人公の女性はまだ男というものを知らぬ少女の頃に心惹かれる男性と出会い、結果として駆け落ちのような状況の中で夫婦となります。


その男性は浮気や暴力等で主人公を苦しめますが、その時に母から言われた言葉を思い出すのです。



「愛することは許すこと」



その言葉の意味を真に理解した時に自身の大きな過ちに気付くという内容です。





私が初めてこの小説を読んだのは14才の頃でした。
その時は深く意味がわからず、こんな男性は嫌だなと思ったぐらいです。



大人になりそれなりに恋愛を経験しましたが、その都度小説に書かれていた「愛することは許すこと」という言葉を何故か思い出しました。


もちろん思い出しても実践は難しく、ほぼ許せないばかりを繰り返しました。
34才で主人と結婚し、8年前に裏切りにあい、その時にまた改めて小説を読み返しました。



苦しいほどに主人公の気持ちが理解出来るし、人間というものについて必死に考えました。




すぐには納得はできなかったのですが、人間は弱い生き物だから過ちはある。


自分も誰かに許されてきた人間なのだと悟った時に、きっと夫を許せたのだろうと思います。





それでもまっさらな愛情を持つことはもう出来ませんが、穏やかな関係でいることも一つの愛の形かなと、今はそう思います。





あとは、、、この子達のおかげで笑顔でいられると思います☺




なんとなく今日は真面目なお話でした(*´ω`*)



最後までお読み頂き、ありがとうございました。