新宿の高速バス停がわからなかった

 

信仰の本部参拝で、今回は初めて自分で夜行バスをネットで調べて予約した。行きは松山から新宿アルタ前まで無事に行けたが、帰りが若干心配だった。

 

案の定新宿アルタ前バス乗場が全然わからず、携帯のナビで調べてもわからず、その内携帯の充電が切れてきた。時間はまだ夕方の6時。バスは7時50分に出る。この間に乗場を見つけて、できればコンビニで弁当を買っておきたい。バスの中で食べていいことはネットで確認した。

 

携帯は緊急長持ちモードにして、こうなったら人間に聞くしかない。

 

運よく交番があってその前にお巡りさんが立っていたので、高速バス乗場を尋ねた。アルタ前ならあっちだが、と言うがそっちは行ったが、最初降りたような広いバスターミナルはなかった。じゃあバスターミナルを教えたらいいんだね、お父さん、あっちに真っ直ぐ行くと高架橋があるからそこだよ、と教えてくれたが行くと遠い。しかも真っ直ぐと言ったのに、さらにぐるっと回って、さらに向かいの4階にあった。よくぞ見つけたものだ。(何でお父さん、なのだろうと思ったが後で鏡を見ると、すだれ頭を振り乱してまるで波平さんだった。)

 

何とかたどり着いて、まだ50分あったので、バスの案内窓口で領収書を見せ、これの乗車券をくれと言うと、女の人がそれは電車の劵だと言う。もたもたしていたら後にしてくれと言われた。だが、ここで負けては古里に帰れない。正しい領収書を探して見せたら、それで乗れるかどうかは運転手に聞かなければわからないと言う。とにかく乗り場はどこかと聞くと、オレンジのAの1だと。それは一番遠い端っこにあった。ともかくもたどり着いたので、安心して、近くのコンビニで(近くの構内にデイリー山崎があった)弁当とお茶を買って、みんながたくさん列になって座っている待合席の片隅で、弁当を食べた。もちろんチンしてもらってほかほかだ。

 

バス停に15分前に来て、一番に運転手に領収書を見せたら名前があるからOKだと言った。

 

東京の案内人は皆冷たいなと思っていたので、愛媛に帰る乗客たち(若い女の人達が多かった)が、皆懐かしく見えた。ふるさとの訛りなつかし停車場の…の世界。

 

帰りのバスは、けっこうガラガラだった。

(あとで調べたら、バス停は新宿南口とあった。アルタは東口なので、そこからぐるっと外回りをしたことになる。それなら最初からアルタ前と書くなよ…。)

 

〈追伸:やっと真相がわかりました。到着場所はバスタ新宿と書いてあった。バスタ=バスターミナルの略で、アルタは私が勝手に読み違えていたらしい。あーあ。〉