2/17日曜に、楽しみにしていたミュージカル
「100万回生きたねこ」をダンス教室の娘達と
娘の運転で観に行ってきました。
今回の公演の演出・振付・舞台美術・衣裳を
手掛けたのはイスラエルの二人組
インバル・ピントとアブシャロム・ポラック。
娘達は、彼らの創りだす世界に目をキラキラさせて
衣裳、大道具、小道具、などは勿論のこと!
幕の色合いひとつにも感動していました。
森山未來君が、100万回生きては死んでの
輪廻転生を繰り返す猫を演じてるですが…
その猫は、どの飼い主にも愛されるのに
俺様が1番の高慢ちきな猫なんです(--;)
第1部では、そんな役の彼に共感できなくて
少し退屈してたのかなBGMが心地よくて
不覚にも居眠りしちゃった私でした。
20分休憩後、第2部に入ってから
1部の下地があったからこそ生きてくる
セリフのひとつひとつの言葉に感動でした
自分の人生に重ねあわせて聞いている内に
素直に心に落ちてきて、深く考えさせられました。
今世では、誰かの飼い猫ではなくて、
自由な野良猫に生まれ変わった彼が、
満島ひかりちゃん演じる白猫と出会います。
前世までは、自分を愛してくれる人達を
どうしても愛せなかった彼でした。
何よりも自分が1番の自己中の彼にとっては
愛は受けるもので与えるものではなかったからです。
そんな彼が、自分よりも愛おしい相手に出会い
無償の愛がどれほど自分の心に響くかを
初めて知ったのです。
もしかしたら彼は、その時の為に
100万回も生き返り続けたのかもしれません。
やがて時がきて、白猫に死が訪れます。
彼は彼女を喪ってから初めて
死の悲しみを知るのです。
大切なものに出会って、初めて、生きる喜びや
死の悲しみを知るということなら、
それはある意味とても幸せなこと ♡ 。.:*.゜
だって大切なものに出会えたという証だから。。
生きとし生きるものは、必ず死が訪れます。
それは自然なことで、いつ死ぬかより
どう生きたかが大切なことだと思いました。
私も、最愛の息子の死を看取りました。
自分の命と引き換えに、この子を助けて下さいと
神様に祈り続けたほど、愛しい子でした。
その願いは叶うことはなかったけど、今世で
自分の命より大切と思えるものに出会えたことは
実はとても幸せなことだったんですよね。
今も、息子を喪った悲しみは悲しみとして
胸の奥深く、そのままありますが。。。
自分より大切に思える家族もいてくれて
私の人生は、決して不幸せではないことを
この作品から教えてもらったような気がします。
大切なものに出会って、初めてほんとうに
「生きる」ことができるというのなら
私はすでに、その大切なものに出会い
ほんとうに「生きる」ことが
できているのかもしれません。
ラストシーンでは、涙がとまりませんでした。
それは悲しみの涙ではなくて、救いのある涙というか…
お互いに、今世で、大切なものに出会えて
本当によかったねという涙だったのかもしれません。
終演後、何回ものアンコールの楽しかったこと
仲間みんなと満喫しました♪(*^^)Y☆Y(*^^*)Y☆(^^*)♪
森山未來君と満島ひかりちゃん、2人共
お芝居もダンスも歌も、大変上手いとは
聞いていたのですが 、実際に生で観て
予想以上にとってもステキでした
私は、ひかりちゃんの歌声の大ファンになりました。