一体型フライトCONDOR
10年前の2009年に開発に着手しました
デザイナーに依頼して
空気抵抗と滑り込みを考えて現在のデザインに決定し
テスト金型を作り これで出来るものだと甘く考えていましたが
とんでもない事になったのは言うまでもありません
シャフト部分が硬くフライト部分が薄いと言うのが
一体型フライトの必須条件でしたが
この条件で形成できるプラスティックが限られました
形成温度の調整が難しく 金型通りに樹脂が流れなかったり
乾燥条件もデリケートで縮んだり風車の様になったり
やっとの事で この条件に合う樹脂が見つかり
金型と同じ物が出来上がり 小躍りしましたが
テストサンプル品が出来て試投すると
グルーピング時にフライト部分が割れ
落下の際に ねじ山が折れてしまいました
ありとあらゆる樹脂メーカーの素材を試しましたが
同じ症状が起きて 製品化をあきらめ開発中止をしましたが
中止後に樹脂メーカーのコンサルタントが
「硬くて薄くて丈夫と言うのは難しく
やわらかくて薄くて丈夫な素材ならあるので作ってきました」と
持って来たのが現在の柔いCONDOR
山田勇樹をはじめとするTRiNiDADプレーヤーが気に入ってくれ
商品化し発売にこぎつけたのが7年前でした
現在の柔いCONDORが世界に広がり一段落ついた後
硬いCONDORを求める声も上がるようになり
再開発したのが3年前・・・・
これなら大丈夫と 一昨年発売しましたが
予想以上にフライト部分とねじ山の破損が多く発売を中止しました
バレルが長く重くなりフライトへの負担が増し
形成条件がさらに難しくなりました
その後も開発を続け 昨年念願の夢の素材が見つかり
今年製品テストに合格 7月に発売しましたが
量産過程での適正条件を間違ってしまい
破損が多く一週間で販売中止
今月 前回発売時に不十分だった量産過程でのテストをクリアし
やっと10年前に考えてた CONDORが出来上がりました
硬コン CONDOR AXE 今度は大丈夫です
11月2日(土)に復活先行発売を行い
12月上旬に発売予定です
この動画はCONDORAXEテスト動画です