実際は上場されない株であった例

企業から「近々上場する会社の未公開株を買わないか」との電話があり、必ず儲けられるからとの説明を受け、未公開株を購入。
その後、いくら待っても何の連絡もなく、また上場したとの話もないため担当者に連絡を入れるも、「予定が遅れているからちょっと待って欲しい」という説明ばかりされる。
おかしいと思い、購入した会社に問い合わせをいれると、上場予定はないとの返答。
購入した株券を買い取るよう言っても、うちは関係がないからと応じてもらえない。

実在する業者名を使って騙す例

業者から電話で「うちは販売会社として認可を受けている」と言われ、会社名を調べたところ登録されているようなので、話を聞いた。近々上場する会社の未公開株があるので買わないかと言われ、購入を決めた。
業者の指定する口座に振り込んで株券が送られてくるのを待っていたが、全く連絡がない。おかしいと思い連絡を入れると、担当の携帯電話が繋がらなくなっていた。
販売会社に確認をとったところ、その名前の人物はいないと言われ、もちろん株券も購入してはいない状態だった。

代理販売で株券の権利譲渡に応じてもらえない

株券の販売仲介会社を名乗る人から連絡があり、「今購入すれば、上場後は株の価値が4倍になる。未公開株は一般人は買えないから自分が代理で購入し、後で権利を譲渡する」と言われ、未公開株の購入代金を支払う。
送られてきたのは株券ではなく、株券を購入したという内容が書いてある書類のみ。また、その会社が上場する気配もない。
上場しないなら株を売って欲しいと担当者に頼むが、ごちゃごちゃと言い訳をして売ってはくれず、やりとりを何度かするうちに担当者と連絡が取れなくなる。
その仲介会社に連絡をし、売ってもらえないなら権利を譲渡して欲しいと頼むが、譲渡制限があるので変更できないと言われた。

勧誘業者と発券会社がグルになっている例

業者から、「この会社は○○年に確実に上場する。上場すればかなりの儲けがでる」と言われ、会社の代表からも予定はあるとの説明があった、という説明を受けたため未公開株を購入。
その後、株券が発券され上場を待つだけだと思っていたが、全く上場されない。上場予定の会社に問い合わせをしてみると、審査が送れているなどの説明を受ける。
さらに担当者と連絡が取れなくなり、不安になり色々と調べてみると、実は上場をするというのは全くの嘘であり、さらに発券会社は倒産寸前の状態であった。
会社からは買戻しも拒否をされている。

マッチポンプ型の例

株の仲介をしているという会社から、「上場予定であるA社の未公開株を買わないか」と勧誘を受けたが、怪しいと思ってその場は断った。
その後、投資コンサルタントと名乗る人物から電話があり、「A社の未公開株を持っていたら高く買い取る」といった話をされる。買取額を聞いてみたところ、仲介会社から持ちかけられた金額よりだいぶ高かったため、転売をしようと思い仲介会社へ連絡をし購入。
購入後、投資コンサルタントへ連絡を入れたが、連絡が取れない。不安になりA社に連絡をいれると、上場予定はないといわれ、仲介会社に連絡を取ろうと思ったのだが、こちらも連絡が取れなくなっていた。