もう10年以上前になりますが90歳を越えた独居老人と地主として知り合いであった。
お子様はおらず夫は既に亡くなっており、年齢も90歳を越えていたので財産について
万が一の時どうするのか聞いてみた、そうしたら甥・姪が数人居ると話してくれた。
その中で1人が毎週来てくれて、ここ数年買い物等の世話をしてくれるようでした。
そこでその方に遺言で財産を渡すよう進言した。
翌年、何時ものように地代を頂きに、自宅を訪問したところ通帳を見せてくれた。
数千万円の残高であった、もうその中から数百万円世話をしてくれる甥に渡したと言った。
そこで、遺言書を書きゴタゴタが起きないように、その甥に全財産を渡せるよう進言した。
文章を私が白い紙に薄く書き置いていった、翌年訪問したところボールペンでそれに沿って
自筆で遺言書を書かれていた。目の前で不足している日付け・押印等が無かったので加筆させ
完成させ封書に入れ封印をした。遺贈する方のところへ私が訪問しその旨伝えておいた。
1年後その方は亡くなりました、相続の問題は無くスムーズに済んだとのことでした。
私も貸していた土地が更地で戻されたのでホッとしたものでした。