こんにちは。
来週の日曜日はいよいよ本番です
いや~怖い怖い
なのに、先週の日曜日のリハーサルはお休みしちゃいました
けっして余裕があるわけじゃないよ
休んだ理由はというと、私が住んでいる区内にある文化ホールでバレエダンサーの中村祥子さんと新国立劇場バレエ団の米沢唯さんのクロストークがあったんですよ
そりゃいくでしょ
チケット取ったときにはリハーサル時間と重なっていなかったし。
100人程度入れるホールに椅子を並べただけの空間なので後ろのほうの席になったとしても全然近い
昨年のトークショーは新国立の福田圭吾さんと池田理沙子さん。
バレエ漫画の世界というイベントでは、同じく新国の木村優里さんもいらっしゃったし
お写真撮らせていただきました
その前年は指揮者の冨田さんのピアノ伴奏を交えて、シンデレラについてのトークショーで木村優里さんと毎年楽しみなイベントなんですよ
中村祥子さんのお話では、海外のバレエ団に行った経緯から始まりまして、ローザンヌで予選に進めたらいいよねと先生と話していたら賞を貰り、賞を取ると留学したいバレエ学校を3つ選ばなくてはならないらしく、ロイヤル、パリオペ、ジョン・クランコの3つを選んだ結果ジョン・クランコに行き、卒業後シュトゥットガルトに研究生として入ったがすぐに大怪我をしてしまって日本に帰国後、契約を打ち切られてしまったらしく、リハビリを得てウィーン国立歌劇場に入団。
6年在籍し監督が交代したタイミングでウィーン国立歌劇場の事務の女性から移籍は考えないのかと問われ、その女性(ヌレエフの時代からいるそうだ)から振付に来ていたマラーホフがベルリンで芸術監督をするからマラーホフに連絡してみたら?と言われ連絡をしたところ、ちょうど日本で公演中だったらしく、帰ったらオーディションをすると言われたのに、日本公演後の出待ちをしていた祥子さんの妹さんが「私の姉がバレエダンサーで」って話をしたら「祥子?うちのバレエ団に来るよ」と言われて妹さんからの電話で自分がベルリン国立バレエ団に入ることを知らされたらしい(笑)
ベルリンに6年いてマラーホフの任期があと1年となった時に、マラーホフにどうしても踊りたい作品があるからハンガリー国立バレエ団に行きたいと伝えたところ、ダンサーは踊りたいものがあるなら踊るべきだと快く送り出してくれたんだって
マラーホフ、素敵
日本に帰国後は熊川さんが率いるKバレエに所属。退団後は名誉プリンシパルになっております
現在はフリーで活躍している祥子さん、8月の舞台を観に行くのでトークショーで沢山お話を聞いた今、とても楽しみになりました
米沢唯さんはお父様が演出家で全国移動しやすいようにと東京から名古屋に移り住み、名古屋のバレエ教室に通っていて、コンクールで賞を取ったりもしていたけど、そこの先生は海外に送り出すという考え方がなかったようで、唯さんはこのままいけばここでバレエの先生になるのかもと思い始め、海外でチャレンジしたいと自分で調べてジャクソンコンクールに応募し、銅メダルを取ったことからサンノゼのバレエ団と契約その後、アメリカに渡米
サンノゼにいた時にお父様が亡くなり、孤独感に苛まれた唯さん、どうして踊っているのかが分からなくなりバレエを辞めて脚本家になろうと考えお母様に相談したところ、他のバレエ団のオーデションを受けてみたらと言われ、これで受からなかったらバレエを辞めようと思っていたところへ経歴を送ったバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の芸術監督であったデヴィッド・ビントレーから、今度日本の新国立劇場バレエ団の芸術監督をやることになったからソリストとして来ないかとメールが来て(iphoneから送信ってなっていたのを今でも鮮明に覚えてるんだって・笑)新国に入ることになったんだって
当時よほど辛かったようで、話しながら涙ぐんでてこちらも少し涙
トークショーの進行役であるファシリテーターを務めていたのは鈴木晶さん。知っているかな?バレエ関係の本を出していたりバレエの批評を新聞などに書いている人なんだけどね。
批評家たちの飲みの席で、新国立の歴代のダンサーで誰がいいかっていう話がよく出るそうで、そうするとみんな口を揃えて米沢唯さんと小野絢子さんがいる今が1番だってなるんだと。
うんうん、わかるよ
新国が好きで行っているから、その今を観られて幸せ〜
優里さんも紗帆さんも素晴らしいプリンシパルだし、理沙子さんは可愛いし、コールドの皆様も素敵だし、
新国LOVEが止まりません(笑)
明日も長いリハーサル、残り少ない貴重なリハーサルをしっかり踊ってきます🫡
ではまた