私は一定の周期でキラキラし出すお年頃
♪♪違う違う 肌じゃ艶じゃな〜い
♪♪オーラでもないよ〜🕶
50代にはご共感頂けるであろう憎き 白髪達よ
今日こそは勘弁ならぬ
アッチもキラキラ コッチもキラキラ
してるんじゃな〜いざますっ
帰宅後ダッシュで洗面所に向かう。
私はロングなので
一箱では足りないが、生憎一箱しかない。
いーの!いーの!
リタッチだけだから充分
適当に半分位 使った所で面倒になってきた…
もういっか
母とワンコ2匹と
一緒に夕ご飯を食べ始める🍚
匂い防止に頭にラップを乗せて…
いつもはちゃんと巻くんだけどね
ま、今日はいっかと、ただ乗せてみたふふ
食事中、ワン①が外でオチっこしたいと
私の足をホリホリしてきた…
こんな時の頼りの息子はまだ帰宅していない
えぇぇ〜 い〜ま〜?
今はダメダメ
人に見られたらいけない格好なんですけど
…ただ同時に私は思いだしていた
昨晩の事を…
ワン①と私は一緒の布団で寝ていた。
「くわ…グワッ…ググワッポぅ〜
っぽ〜ぅググワっぽ〜ぅ」
背中ごしにいるワン① 御年13歳
暗闇の中でもお母さんわかるよ
なんか出たね
醜態を晒したのを見られない様にか
焦った様にペチャペチャと舐める音…
うんうん、大丈夫!
お母さん見ないよ
君は良くお水を少し吐くもんね
ワン①は寝る場所を私の頭の上に変えてきた
暫くして寝返りをうった私の頬に
やわらかしっとりな異物感
ぬねちゅぁ…
あぁ…これダメなやつだわ
ふやけたドッグフードをばら撒かれていた
私は電気をつけて半目で粛々と片付ける
濡れた所にはバスタオルをひいて
「大丈夫!怒らないよ、コッチにおいでよ」
ワン①は一瞬申し訳ないっ、と悲しい目をした
が、
そのまま私の言う事は無視され
イビキをかいて寝た…
脱線して長くなったが💦
その悲しい目を思い出していた
良いよお母さん、こんな変な格好だけど
外にオチっこ行こうね!
そもそも玄関を出た前面の道路は
余り人が通らない。だいじょ〜ぶ!
ちょっとだし、このまま行っちゃお
電信柱の薄明かりの下
坂から誰かがチャリでシャ〜っと降りてきた
私はビビって着ていた上着のフードを被る
真横で止まった息子が言った
「頭の上だけ光っててカッパかと思ったわっ
てか良くその格好で外に出ようと思えたね?」
ごもっともだ、息子よ
深い理由があるのだか…
伝わらない思いだろう
その後
お風呂に入る時、洗面所の鏡で気がついた。
生え際に塗った筈のカラー剤が
額やら眉毛やらにマダラにデレンデレンに
黒く垂れ落ちている…大陸を描いた地図かぃ?
手抜きしすぎたわ…
今日は11月1日だと言うのに
遅れて1人ハロウィンになっちょ〜ル
ラップも相まって異様な姿になっちょ〜ル
あぁ…
息子の強目の冷たい視線はコレね
動揺が隠せなかった私のお風呂は散々だった…
風呂椅子の上に手酌桶が乗っているのを
確認しながらも椅子に座る。だからよっ
(今の確認はなんだった?)
ラップを乗せたまま髪の毛を洗おうとするし
(シャワーはじかれちゃってますけど?)
あらぬ事をしでかす自分に勝てない
それが50代
→おちつけっ