ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 HD | tithesembperのブログ

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オンライン対戦対応も可能 カプコンから配信予定のプレイステーション3、およびXbox 360向けのダウンロード用ソフト『 ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産 HD Ver. 』. 今回は、『 HD Ver. 』ならではの要素と主要キャラクターを紹介しよう. 配信日: 【PS3】2012年8月21日予定 / 【Xbox 360】2012年8月22日予定 価格: 【PS3】2100円[税込] / 【Xbox 360】1600MSP HDリマスターとオリジナルに切り換え可能 本作はオプションで画面表示を"HDリマスター"と"オリジナル"に切り換えることが可能. HDリマスターではキャラクターのみならずイラストや背景までもが滑らかなグラフィックとなり、より美しく味わい深い映像でゲームを楽しむことができる. オリジナル HDリマスター オリジナル HDリマスター オプションでゲージ位置も調整可能 オプションでは、体力ゲージやスーパーコンボゲージの表示位置を調整できる. より快適な配置で対戦を楽しもう. 主要キャラクター紹介 空条承太郎(スタンド名: スタープラチナ) 本作の主人公. 近距離パワー型のスタンド「星の白金(スタープラチナ)」を使う. 長いリーチと攻撃力の高い通常技を持ち、スタンドと本体とで絶え間なくラッシュを仕掛けられるのが最大の強みだ. モハメド・アヴドゥル(スタンド名: マジシャンズレッド) 炎を操るスタンド「魔法使いの赤(マジシャンズレッド)」を使う. 飛び道具、対空などバリエーション豊富な必殺技を多数持っているため、様々な戦い方が可能. 花京院典明(スタンド名: ハイエロファントグリーン) 遠隔操作型のスタンド「法王の緑」を使う. 拡散する飛び道具や相手を絡めとる「結界」に加え、リーチの長い攻撃や本体から離れた位置でスタンドを遠隔操作できるなど、非常にトリッキーな能力を持っている. ジョセフ・ジョースター(スタンド名: ハーミットパープル) 茨のようなスタンド「隠者の紫(ハーミットパープル)」を使う. 本体からスタンドを分離して戦うことができないが、ハーミットパープルと「波紋」を組み合わせた技が豊富に揃っている. ジャン=ピエール・ポルナレフ(スタンド名: シルバーチャリオッツ) 中世の騎士のような「銀の戦車(シルバーチャリオッツ)」を使う. スピードに優れた鋭い攻撃が多く、攻撃力の低さを補って余りある手数の多さで圧倒できる. 必殺技コマンドがタメタイプなのも初心者に使いやすいポイントだ. イギー(スタンド名: ザ・フール) 砂が集まったスタンド「愚者(ザ・フール)」を操る犬のスタンド使い. 体の小ささを生かして相手の攻撃をかわし、ザ・フールを使った強力な攻撃をいかに叩き込むかが勝負を分ける. 細かなモード切り替えや繊細なヒットアンドアウェイが必要な上級者向けのキャラ. DIO(スタンド名: ザ・ワールド) 最強のスタンド「世界(ザ・ワールド)」を使う. ザ・ワールドの能力を使った瞬間移動や背後からの攻撃技を持つが、空条承太郎のスタープラチナのようなラッシュ攻撃も得意とする. スーパーコンボの「時よ! 止まれッ! 」を使用すると、一定時間自分のみが行動可能となる. 効果時間中に「チェックメイトだッ」でナイフを投げつけて華麗に勝負を決めてしまおう. (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社 (C)CAPCOM CO., LTD. 1999,2012 ALL RIGHTS RESERVED. ※画面は開発中のものです. 思考の道筋を組み立てて推理する、正統派の推理アドベンチャー 『 インスタントブレイン 』は、過去を写し出すカメラを使い、事件を推理していくXbox 360用のアドベンチャーゲームである. 本作は『 デススマイルズ 』などのシューティングゲームで有名なケイブが、初めて送り出すアドベンチャーとなる. おまけとしてシューティングの名作、『 怒首領蜂 』と『 NIN2JUMP 』を遊べるということで話題になっているが、本編であるアドベンチャーのクオリティーも非常に高い. 独特のシステムとストーリーラインを持つ本作の魅力を、ファミ通Xbox 360を中心にレビューや攻略記事を担当してきた古株ライター、石井ぜんじがインプレッションする. 主人公は、過去の記憶を失った芸能ルポライター. アンドロイドのシーとともに、芸能界にまつわるさまざまな事件を追いかけることになる. その空間における、過去の記憶を映し出す謎のカメラ、エクスポ. このエクスポで撮影した写真を駆使して、事件の謎を解いていく. 本作のベースとなるのは、本格的な推理要素である. ストーリーの中に伏線と証拠をちりばめ、開示された情報をもとに推理し、トリックと犯人を暴いていく. きちんとその手順を踏んでいるところに価値があるといえる. 独特なのは、エクスポというカメラで撮った写真をもとに推理していくというところだ. このカメラは過去の情報を写すことができるので、通常の捜査ではできない情報を得ることができる. この能力を駆使して情報を引き出し、真相を暴いていく. 現実にはありえない、チート的な能力を持つエクスポだが、弱点もある. エクスポで撮った過去の写真は特殊なものなので、原則的には証拠として使うことはできない. 常識的にありえない状況の写真であれば、証拠能力に欠けるからだ. しかし、真相を知るだけならそれで十分. あとはうまくやりくりしながら、犯人を追い詰めていくことになる. 本作がミステリとして評価できるのは、しっかり手順を踏んでいるため、推理として成り立っているところだ. 世間には奇抜なトリックを前面に打ち出すあまり、推理要素が軽視されているミステリ小説も多い. だが本作は、写真を提示することにより、わかりやすく推理の過程を見せることに成功している. 写真の提示は、これまで撮影した写真から選び、プレイヤーが行うことになる. 適切な写真を選べなければ、ライフが減ってしまい、ライフがゼロになればゲームオーバーとなる. この緊張感が、本作を既存のアドベンチャーと一線を画すものにしているといえる. しかし主人公の推理どおり、写真を選ぶのは簡単ではない. たとえ推理が正しくても、主人公の考えと違った角度から説明しようとして、選ぶ写真を間違えることもあるだろう. 本作システムを活かすには、きわめてち密なシナリオが必要になる. 実際のところ、推理の切れ味、トリックの妙は、各章によってばらつきがあるといえるだろう. それぞれの章は、異なったタイプの事件が取り上げられているので、同じような推理のステップを踏むのは無理があるともいえる. ルブタン ブルブタン ブーツーツ だがそのような点を考慮しても、総合的には十分に推理が楽しめる作品に仕上がっている. また本作は、必要な写真を撮り逃し、どうしようもなくなって詰んでしまうことはないように作られている. そのため、理屈としては総当りで写真を選べばいつか正解には行き当たる. しかし推理ができれば、当然ながらずっと楽にストーリーを進めることができるのだ. ゲームとしての攻略要素が、最低限のストレスとしてうまく機能している. このゲーム性は、プレイヤーに事件を解決した、という満足感を与えてくれるはずだ. コミカルなキャラクターと、リアルな芸能界の描写のバランスが秀逸 本作の魅力は、登場するキャラクターや世界観によるところも大きい. 本作に登場するキャラクターの服装は奇抜で、アンドロイドや謎のカメラが登場する架空の世界である. ところが、主人公の生活感、舞台の描写にリアリティーがあるため、推理や物語の説得力が増しているのだ. とくに芸能界に関しての描写はていねいで、ドラマを引き立てる要素となっている. ネタバレの可能性があるのであまり多くは語れないが、この世界観設定と推理とのバランスは、絶妙なものであるといえる. またコミカルな表現でキャラを引き立てるとともに、心理ドラマを描き出せる人間性を持たせているところはとてもバランスがよい. 人の心が描けなければ、ミステリとして重要な動機、ドラマという部分がどうしても弱くなってしまう. 本作はその点で、ある程度の納得感を生み出すことができていると思う. また本作は、ひとつずつ事件を解決しながら進めていく方式を採用している. そのため登場人物が非常に多い. 立ち絵のあるキャラクターに絞っても、優に30人は超えるという大所帯だ. この人数の多さは、通常のアドベンチャーの倍以上の数なのではないだろうか. このすべてが、それなりに重要な登場人物(フェイクとしての意味も含め)となっている. 本作が凄いのは、これらのキャラクターの性格がちゃんと描き分けられているところだ. キャラクターのイラスト、セリフ回しと声優の巧みな演技のおかげで、それぞれが異なった人格として存在できている. これが作品全体としての重みを増しているといえるだろう. なかでも筆者のお気に入りなのが、オカマのヒューゴと、メイクアーティストの絵筆ウィンディである. 一見するとサブ的な立場のふたりだが、非常に強烈な個性を秘めている. 彼らがどのように物語に絡んでくるかは、ぜひともプレイヤー自身の手で確かめてみてほしい. アドベンチャーとしては十分なボリュームの本作だが、登場人物があまりに多いため、心情のすべてを描き切れているとはいえない. キャラ造形ができているだけに、惜しく感じられる. 個人的には、できれば続編やスピンオフ的な作品で、もっと掘り下げてもらえればと思っている. スターを目指すアイドルの卵たちや、芸能プロダクション、テレビ業界についての描写がリアルだ. また多彩で個性的なキャラクターが、物語を重層的に見せている. (以下の文章は、本作の内容について触れています. 極力ネタバレは避けていますが、できるだけ情報を入れずにプレイしたい方は避けてください) 単なる推理アドベンチャーにとどまらない本作の魅力とは? ここでは、本作の物語の構造について言及していきたいと思う. ネタバレを避けるため、きわめて抽象的な表現になることはご容赦していただきたい. 前述したように、本作は複数の事件を解決しながらストーリーを進めていくスタイルである. これらの事件はそれぞれ独立しているが、その中にはストーリー全体にかかわる伏線がばらまかれている. これらを回収して、最後の大団円へと向かっていくことになる. 前半で起こる事件は、ひとつの物語として見れば、それぞれ別個に完結している. しかしこれらの事件はある要素によってリンクしている. そして独立したミステリとして完成された事件を、一部破壊することでつなげるといった構成になっている. 本作は一般のプレイヤーがわかりにくくなるほど、複雑で迷宮化したような構造にはなっていない. 通常のミステリとは異なるかもしれないが、最後はすっきり納得して終わる形になっているといってもいいだろう. そういう意味では、アンチミステリとはいえない. しかしそれぞれの事件が意味するところが、クライマックスに至って変容することも確かである. ミステリにおける、重要な要素のひとつが根本から覆されるからだ. これは本作の世界観に大きく関わってくる. 新たな枠組みの出現によって、異なった世界が開けるという、一種の二重構造になっている. その意味で本作は、ミステリやSFといったエンターテイメントをたしなんできたプレイヤーにとって、興味深い構造、バランスになっていると思う. ただ注意したいのは、本作はメタ的なトリックや、アンチミステリ特有の迷宮構造を深読みして遊ぶべきものではないということだ. 本作には過程においてさまざまなおもしろさがあり、ラストの衝撃や喪失感のみを期待して進めていくタイプではない. ゲームを進めていけば、真実はいずれ明かされる. この練りこまれた物語を、まっさらな気持ちで、素直に楽しんでほしいと思う. 個々の事件とは別に、主人公の過去、アンドロイド、過去を写すカメラなど、さまざまな謎が潜んでいる. それらはどのように結びつくのだろうか? 筆者紹介 石井ぜんじ ファミ通Xbox 360誌でクロスレビュー、攻略を担当する古株ライター. ゲームの文章を書き始めてから20数年、飽きずに続けております. 過去に『 NINJA GAIDEN(ニンジャガイデン) 』シリーズ攻略本、『 シュタインズ・ゲート公式資料集 』『 科学アドベンチャーシリーズマニアックス 』などに参加. これらからも、ファンが本当に喜んでくれる本作りを目指していきたいですね. 『 インスタントブレイン 』 発売元: ケイブ 対応機種: Xbox 360 発売日: 2011年11月10日 価格: 7140円[税込] 備考: Kinect対応 (C)2011 CAVE CO., LTD.