フラワーモチーフジュエリーブランド

セレンディップジュエルの

天生目理香(Nabatame Rika)です。

 

このブログは、今落ち込んでいて、

出口が見えない人に読んでいただきたくて

書き始めたパーソナルStoryです。

 

 

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開運メイク(2)(40歳どん底Ns.がジュエリーで輝く2620日⑩)

 

 

「30人以上の人にメイクをする」

 それが、このコースの課題だった。

 

 30人という数を探すのはなかなか大変だった。子供の友達のママからコープの配達の方まで、身のまわりで可能な限り考え得る人に、事情を話してお願いした。

 ありがたいことに、どの方も快く受けてくれた。

 

 最初は緊張してドキドキしながらメイクした。

 特に眉を描くときは、手が震えた。

 眉は難しい。

 

 当時は太眉が流行っていた。描き過ぎて、「こち亀」の両さんみたいに太くなってしまったりもした。

 

 「フフフッ、ゴメン!描きなおすね。」

 「これはちょっと・・・💦」

 

 調子に乗って太くし過ぎた眉を見て思わず笑ってしまった。親友にメイクしていた時だったので2人で大笑いしながら描きなおした。

 

 自宅のリビングや、友人、知人の家、公共の施設。

メイクができる場所ならどこでもメイクをさせていただいた。

 「この方の肌には、この色が合うかな」

 そんなふうに考えながらやっているうちに、次第に感覚をつかめるようになってきた。

 

 「わぁ~キレイ」

 「この色、似合いますね」

 

 自分がメイクをすることで、普段は気付かなかったその人の美しさが見えてきたりする。それがうれしかった。

 

 大野先生に教えていただいた通りにメイクをすると、本当にみんな、キラキラと輝いた。そのキラキラを写真に撮って提出し、先生からまた指導を受けた。

 

 コースを修了した頃、私自身に変化が現れた。

 

 「メイクを教えてほしい」。私のすっぴんを知っている女性たちから、そう言われるようになった。ビフォーアフターがあまりに違うらしい。

 自分でもそう思った。「そんなにしっかり化粧しているようには見えないのに…」と。

 

 そして、男性は間違いなく優しく親切になった。

 

 こんな周りの変化に一番驚いたのは自分。失ってしまった自信をまた少し取り戻した。

 

 看護師の仕事を辞めてから、2~3年が過ぎていた。ジョブズの言うように「好きなこと、一生をかけてやりたいことを仕事にしたい」と思うのだけれど、それが何なのかわからない。

 起業したいという思いはあったが、どうしたらできるのかもわからなかった。

 

 だから、少しでも自分の興味のあること、気になることをやってみようと思った。行動に移してみようと。これまでの自分の考えより、少し大胆に。

 

 その一歩目がメイクだった。

 

 自分自身がそうであったように、いつまでも美しくありたいと思う大多数の女性のニーズがあると思った。

 

 実際、看護師をしていた頃、老人ホームなどでお年寄りにメイクをして差し上げると、表情が生き生きと変わるのを何度も目の当たりにしたことがあった。

 

 メイクの勉強はとても楽しく、ためになった。こんな少しのことで、周りの反応が変わってしまうのだから。それも、マツキヨなどで買えるチープなコスメで。

 

 自分自身のモチベーションも上がる。

 それは、前に進むための力になる。

 

 けれども、これが私のやりたいこと、人生をかけたいことなのだろうか…。

 

 自分に問い掛けてみると、そこまでのものではないと思った。

 

 だから、次の「気になること」を行動に移した。

 

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