フラワーモチーフジュエリーブランド

セレンディップジュエルの

天生目理香(Nabatame Rika)です。

 

このブログは、今落ち込んでいて、

出口が見えない人に読んでいただきたくて

書き始めたパーソナルStoryです。

 

 

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開運メイク(1)(40歳どん底Ns.がジュエリーで輝く2620日⑨)

 

 

魔法のようだった。

 

 その手でメイクをされた女性は、みんなキラキラと輝きだした。

 

 鏡に映った自分の顔を見てうれしくなった。

 

 「まるで生まれ変わったみたい」。そう思った。

 

 都内にあるマンションの一室。そこが「開運メイク」で知られる大野裕美子先生のスタジオだった。

 

 大野先生は、東京と三重・松坂を拠点に活動されているプロのメイクアップアーティスト。スタジオへ通うことになったきっかけは、何気なく読んでいた女性誌の記事だった。

 

 当時、家事の合間によく雑誌や本を読んでいた。その中に女性誌が1誌だけあった。

 

 毎月見ているうちに、気になり始めたページがあった。メイクのページ。よくあるファッション誌のそれとは違い、一般の、しかも決して美しいとは言えない、40~60代の女性のメイクの「ビフォーアフター」が掲載されていた。

 

 シミやしわ、たるみ、その年齢になると当然現れる女性の顔の悩みがそのまま写された「すっぴん」の顔と、メイク後の顔写真があった。

 

 ビフォーは、年齢相応の普通のおばさん、またはお婆さんなのに、アフターは、生き生きと輝く円熟した女性になっている。こんなにメイクで人の顔が変わるのだろうか? 毎月そのページを見るのがいつの間にか楽しみになっていた。 

 

 メイクをしていたのが大野先生だった。

 

 40歳を過ぎて、今までの自己流メイクでは、老化を隠せない顔になってきていた。女性誌に掲載されていた一般の女性のビフォーの顔は私の悩みそのものだった。

 

 このメイクのビフォーアフターを見るうちに、自分にも少し希望が見えるような気がしてきた。

 

 「こんなに美しく変われるなら…」

 「東京なら通えるかな…」

 そう思ってWebで検索し、申し込みをした。アドバイザー認定資格が取得できる3カ月のコース。少し思い切った選択だった。

 

 コンクリート打ちっぱなしの壁と、自然光を採り入れたスタジオは、お洒落な雰囲気だった。

 

 「私、こんなメイク、こんな服装で大丈夫かな…」

 

 

 「美」に関しては全くの素人、しかも主婦。メイクを習うなんて初めての経験。緊張しながらスタジオのドアを開けた。

 

 「きれいにメイクできてますね」

 私の顔を見て、大野先生は笑顔で言ってくださった。

 少しホッとした。それが私の緊張をほどこうと言ってくれた言葉だとわかっていても。

 

 一緒にレッスンを受けたのは、東京近郊に住む30代の女性。色白で少しぽっちゃりした可愛い人だった。学生時代はカナダに留学し、20代の頃はアパレル関係のお仕事をしていたという。

 レッスン中は、互いにメイクをし合ったりしていたので、すっかり仲良くなった。

 

 メイクなんて勉強したことのない私にとって、そこで見るものはすべて新鮮だった。化粧品の種類、色のバリエーション、様々なブランド。

 「わぁ、これ、キレイ!可愛い💕」

 キャーキャー言いながら、色々な化粧品を見たり、試したりした。

 

 大野先生の手にかかると、みんなが別人のように輝きだした。もちろん、私の顔も。

 

 スタジオでの時間が楽しくなってきた。

 

 

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