苦難の三重奏 | RYUの生き方、逝き方

苦難の三重奏

今日まで7日間断食していた。

今までの最長記録だ。

この7日間水以外一切口にしなかった。

何で最長記録の断食をしていたかというと、

飢えてみたかったのだ。

飢えてみて自分の心が生の座標を向くか、

餓死の座標を選択するか知りたかったのだ。

その答えはここではつまびらかにしないが、

とにかく生きたいのか死にたいのか、

自分ではっきり認識したかったのだ。

なぜかと言うと,今俺は苦難の三重奏の中にあるからだ。

ピアノは、先妻(千災と書きたい)と義父との、娘をめぐっての確執が担当し、

ヴァイオリンは、認知症のひどくなった母が担当、

チェロは、金食い虫の会社の為に、クルマも売却し3LDKのマンションも売りに出している赤貧の俺が担当だ。

このピアノ三重奏なかなかの緊迫感と哀愁をもった音を紡ぐ。

聴衆は弁護士とケアマネとバンカーだ。

こういうどん底の状態を大阪弁で「笑ろてなしゃーない」と言う。

なかなか洒脱な表現だと思う。

この苦難の三重奏が、歓喜の「ハレルヤ」に転調する日が来るのだろうか?

転調しベートーヴェンの「絶望」にならない事を祈る。

RYU