心臓の呟き(再) | RYUの生き方、逝き方

心臓の呟き(再)

ふっとーーーーーーーーーーー(そんな感じだった)気がつくと、俺の心臓は何かしら同じ言葉を繰り

返し繰り返し呟き続けているのだった。

思い出そうとしてみたが、なかなか出てこない。

そんな平凡な言葉なのだ。

平凡な感じのーーー、ありふれた言葉ーーー。

やっとーーーーーーーーーーー(本当にそんな感じだった)思い出す事ができて安心した。



その言葉とは、

ーーー静かにーーー

という形容詞に過ぎなかった。

無意識のうちに、俺の心臓はそんな呟きを繰り返していたのだった。

ーーー静かにーーー静かにーーー静かにーーー。========-

そして、本当は、それに続くもう一言が、当然の如く略されているのを、俺は知っていた。

ーーー静かにーーー静かにーーー静かに死にたい。ーーー

それが、俺の疲れた心臓の切実な祈りだったのだ。

RYU