3流のコーチほど選手に「ミスするな。」と言います | RYUの生き方、逝き方

3流のコーチほど選手に「ミスするな。」と言います

昔の人は言葉には魂が宿ると考えて、言霊(ことだま)信仰がありました。

これがまんざら迷信で無い事が最近の心理学の分野で立証されています。

それは言葉が心に大きく作用する事が証明されたからです。

それを「言葉のイメージング」と言います。

3流のコーチほど選手に「ミスするな。」と言います。

この言葉の核は「ミス」です。

これを聞いた選手は自分がミスするところをイメージしてしまいます。

1流のコーチは「おまえなら出来る。」と言います。

この言葉の核は「出来る」です。

「ミス」に支配された心と「出来る」に支配された心では、結果は180度変わってきます。

「あなたを忘れないわ。」と言う女性の心の核には「忘れる」があります。

この女性があなたを忘れる可能性は非情に高いのです。

だから大事な事は「忘れないでいよう」という「~しない」と言う否定の形よりも「覚えておこう」という肯定の形でイメージすればいいのです。

このイメージトレーニングはスポーツの世界ではよく活用されボクシングなどでもセコンドは「負けるなよ」とは絶対言いません。

「おまえなら勝てる」と思いこませて試合に挑ませます。

アメリカでは言葉のイメージングの重要性が理解されメンタルトレーナーを、選手につける事が多くなりつつあります。

スポーツに限らず言葉で受けるイメージに人は支配される事を覚えておけば、人生の歩き方が変わってきますよ。

RYU