それを機に彼女の態度が変わった | RYUの生き方、逝き方

それを機に彼女の態度が変わった

今日はダブルヘッダーだ。

先週、困っている事があって6才年下の古い女性の友達に、助けてもらった。

俺はしがらみを持ちたくない性格なので、彼女への助力の依頼をするかどうかで散々悩んだ。

ただ本当に困った事だったので、異例な事だが、最終的に彼女へ相談した。

彼女は気持ちよく悩みを聞いてくれ、結果的に問題を解決してくれた。

俺は心から礼を言い恩義を感じてその場は終わった。

それを機に嘘みたいに、彼女の態度が変わった。

助けてもらって、そのまま連絡しないのも利用したみたいなので、俺は友達として夜の10時くらいに電話した。

名乗ると寝ていたようで、不機嫌な電話の声は、「なに???」と言った。

「何???」と言われても用件の無い俺は困ってしまいこの間の礼を言い早々に電話を切った。

その時は「寝起きの悪い人なんだろう」ぐらいに思っていた。

が違った。

助けてもらって以後彼女の態度は180度変わり、横柄、傲慢、偉そうになった。

メールの文面もさすがに「何様なんだ!?」という状態。

俺は基本的に「人」が好きで、若い時はカフェを経営し、カウンターで珈琲たててたぐらいだから、人の性(さが)や業(ごう)にはあまり頓着しないが、彼女の変貌はびっくりした。

ひさびさの人格のホームランだ。

俺は遅いお中元を彼女に奮発し、そっと去ろうと決めた。

大好きなおばあちゃんが生前言っていた「施しはその場で忘れ、恩義は一生」という言葉を思いだした。

RYU