形態と気分の関係 | RYUの生き方、逝き方

形態と気分の関係

フランスの哲学者・思想家アランは自著の中で

「怒りというものはその動作によって倍加される。我々は怒って手をふりあげるというよりは、手をふりあげたためになお怒りが倍加するのである。」

と述べている。

小説家の遠藤周作氏は、生前アランのこの言葉を信じ自分が小説が書けないスランプの時でも、とにかく原稿用紙に何か書いてみるとこからスランプ脱出をはかったらしい。

つまり動作で気分が変わるという事だ。

これを応用すれば悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しみが倍加するともいえよう。

またアラン先生は「すべての不運や、つまらぬ物事に対して、上機嫌にふるまうことである。上機嫌の波はあなたの周囲にひろがり、あらゆる物事を、あなた自身をも、軽やかにするだろう。(幸福論より)」とも述べている。

哲学的に考えると難しく感じるが、要は案外「人は形態から入る」という事かもしれない。

俺のガールフレンドのCAは、制服を着ている時は、お客さんが吐いた吐しゃ物でも平気で掃除出来ると言っていた。

これも制服を着るからプロになりきれるということだろう。

着るもの、動作、つまり環境が重要なのだ。

考えてみれば俺も含めて歴代の彼女は、みんな形から入る人だった。

テニスコートの予約より先にテニスウェア、ラケットをいそいそと購入するのだ。

アラン先生のこの理論、なかなか奥が深いので、皆さんなりに応用して頂けたら幸いである。

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