衣は凍えぬほど、家はもらぬほど、食は飢えぬほど | RYUの生き方、逝き方

衣は凍えぬほど、家はもらぬほど、食は飢えぬほど

我々は普段食事をすれば最後に「ごちそうさま」と言う。

これはご馳走を食べた時に限らず、粗食でも「ごちそうさま」なのである。

これは、「衣は凍えぬほど、家はもらぬほど、食は飢えぬほど」という日本人の仏教思想からきている。

いわゆる知足(たることをしる)の思想なのだ。

ここからが本題なのだが、足ることをしるとは、「上見りゃキリない、下見りゃキリない」

だから不平不満ばかり言わず感謝のこころを持ちましょう。

いわば現状満足思想なのだ。

でも皆が満足すれば科学の進歩はないし、「いつかもっと上手い飯を食ってやる!」と上を目指し起業する

経営者もいなくなってしまう。

この向上心は大切だし、たることをしるにも説得力がある。

「突き詰めればどっちなのか?」と最近思った。

多分どちらも正解なのだ。

日本人はクリスマスはキリスト教、初詣は神道、お彼岸は仏教だとよく外人さんが奇異に思うらしいが、

もともと日本人は八百万(やおよろず)の神を信じていたのだ。

お日様に手を合わせ、古い杉には、祠(ほこら)をまつり、道にはお地蔵様、山全体を霊山にしてしまった

りしながら、生活してきたのだ。

一神教の国ではないのだ。

そこに何の矛盾を感じないしなやかさが、我が民族なのだと思う。

俺も年を重ね向上心思考から「たることをしる」思想に精神の重心がうつりつつある。

皆さんはどうですか?

RYU