ブラックメタのBMW | RYUの生き方、逝き方

ブラックメタのBMW

さらさら、さらさら散ってゆく、

淡い初秋の日差しの中、

ブラックメタリックのBMWは、

海岸線をひさすら南下していた。

複合コーナーを自然なフットワークで、

駆け抜ける時、クルマ自体が、

一つの頭脳を持った、

生き物のように感じられた。

南に行くほど風景は渇いていたが、

彼の心は場違いなウェットだった。

RYU