花、無心にして蝶を招き | RYUの生き方、逝き方

花、無心にして蝶を招き

良寛作(禅僧)

花、無心にして蝶を招き

蝶、無心にして花を尋ぬ

花ひらくとき蝶来り

蝶来るとき花ひらく

われもまた人を知らず

人もまたわれを知らず

知らずして帝則に従う



花も蝶も、ともに招きたいとも

尋ねたいとも願わず、

しかも出会っている。

花が咲くと蝶が自然に尋ねてくる、

蝶舞うころが、自然と花の咲く時節でもある。

それと同じに、

わたしも他のことを思い知らず、

他もまたわたしに関して同じだ。

ただ会うべくして会い、

別れるべくして別れる

因縁の法のままに生きる。

そこには宇宙の法則があり

わたしは無心にそれに従うだけだ。