静 | RYUの生き方、逝き方

ふっとー(そんな感じだった)気がつくと、俺の心臓は何かしら同じ言葉を繰り返し繰り返し呟き続けているのだった。

思い出そうとしてみたが、なかなか出てこない。

そんな平凡な言葉なのだ。

平凡な感じのーー、

ありふれた言葉ーー

やっとー(ほんとうにそんな感じだった)思い出すことができて俺はなんとなく安心した。

その言葉とは



ーー静かにーーー

という形容詞に過ぎなかった。

無意識のうちに、俺の心臓は、そんな呟きを繰り返していたのだ。

ー静かにーー

ー静かにーー

ー静かにーー。

ーー

そして、本当は、それに続くもう一言が、当然の如く略されているのを、俺は知っていた。