マティーニな日々 | RYUの生き方、逝き方

マティーニな日々

オークラ神戸のエメラルドでライトアップされた日本庭園をみながら二杯目のマティーニを注文した。

顔なじみのバーテンがシェイカーをふる。

この店に前回来た時、他の客と俺の友人が少しもめた。

そんな事は一杯目のマティーニからおくびにも出さず彼はシェイカーをふる。

つくづくバーテンは男の仕事だと思った。

黒のレザージャケットの彼女が足早に入ってきた。

隣のカウンターに座るとビビッドピンクのカーフスキンの手袋の先端を素早く噛んで外した。

その仕草は自然に肉食獣を連想させた。

カウンターに置かれた手袋には微かに彼女のルージュと唾液がついていた。

(気が向けば)つづく