実録犬の恩返し(ウラン編) | RYUの生き方、逝き方

実録犬の恩返し(ウラン編)

母の父。

当たり前ですが俺の祖父。

祖父は長崎の生まれ。

でも東大出て、山本五十六の秘書官を経て戦争中は、川西航空取締役航空機部長。

戦闘機「紫電改」技師統括。

飛行艇「二式大艇」の設計に携わったエリートジジイ。

YAHOOで検索すると沢山ヒットする。

でも変人。

この祖父が94歳で亡くなった後、まだ歩けていた母と長崎に一泊で行く事になった。

で残るのはウランちゃん(プロフフォト参照)。

ウランも日頃なついている母の親友に散歩と餌の世話を頼んだ。

俺には以前にも書いたが心願があり、その為酒を断っている。

出がけにウランの前にしゃがみ撫でながら「なぁーウラン、うちにきて楽しい事もあるやろ。犬には犬の神さんがいると聞く。犬の神様に俺の~(心願)~の願い聴いてもらうように頼んでくれへんか?」とふと言った。

しゃがんでいるので目の前にウランの顔。

一瞬ぞくっとしたがウランの目が人の目に見え何か理解した様子。

不思議な瞬間。

で長崎へ。

翌日帰ってくるとウランの鳴き方が違う。

いつもの寂しかったワンと明らかに違う鳴き方。

何か自信にあふれた(形容がこれしか見付からない)声。

エントランスをぬけてウランの前へ。

いつもなら飛びついてくるのが、飛びついてこない。

自分の小屋の方へ一旦行きまた戻ってきては達成感のある声。

ワンワン。

表情が「やりましたよ!!!ご主人様!!」と語ってる。

また小屋の方へ行き俺を誘う様に鳴く。

小屋へ行ってみると一層誇らしげに鳴いている。

そこにはなんと鳩が死んでいた。

ウラン満ち足りた顔で尻尾を振りまくる。

ウランはのんきな犬で普段自分の少し残した御飯をカラスや鳩が食べていても見向きもしない。

なのに鳩が死んでいる。

ウランなりに俺に何かお願いされた事は悟ったのだと思った。

仕方ないので、「ありがとう!ウラン!」と言うと、転げ回って喜んでいる。

鳩には申し訳なかったが、これがウランの精一杯の恩返しだったのかもしれない。

尚、犬の右脳は人、チンパンジーの次に大きく感情は人間の5歳児程度ある。


PS.昨日記事のコメ欄30番目に感謝コメ書かせて頂きました。