癒しの火 | RYUの生き方、逝き方

癒しの火

俺の友人に阪大出の塾の経営者がいる。

いわゆる進学塾で有名校に多数の生徒を合格させている。

彼の授業は聴講した事があるが、難解な問題を非常に解りやすく説明している。

その彼には、持論があった。

「人は火を見なくなったから心が不安定になった」というもの。

彼はこの持論をかたくなに信じている。

だから彼の塾では、毎年キャンプを兼ねた夏期合宿があり毎日キャンプファイヤーをやるとの事。

彼の論拠はこうだ。人が火を発見してから今日まで自然の火を見なくなったのは、たかだか100年未満。

火を発見した人間はその為、火を恐れる獣から自分を守る術を知った。

だから火を見ると心が安定するというもの。

その為今より生きづらい封建時代でも自殺者は驚くほど少なかったとの事。

昔はお風呂を沸かし、いろりの火を見つめ、蝋燭を見ていたから耐えられたという。

彼の持論として半信半疑で聞いていたが、先日テレビで「人間はなぜ黒板を爪で引っ掻く音を嫌うのか?」という番組を見た。

結論は黒板を爪で引っ掻く音はチンパンジーの危機ににひんした悲鳴と音の周波数がそっくりとの事、そのDNAの名残りで、人はあの音を嫌がるらしい。

彼の持論もあながち与太話と思えなくなった。

皆さん、たまにはキャンドルパーティーなどひらいてみては?

恋人と、家族と、一人でまったりと、、、。


俺はオヤジの仏壇の蝋燭を見つめてます。