メールで遺書を送っちゃおうかなとも思った。

相手はやっぱり、ねーちゃんだろーねぇ。

なんて書こう・・・死んじゃうかもしんな~い♪・・・とか?

それって信用されるのか??



鹿児島から帰る飛行機が揺れた。


ジャンボ機だったら微動程度の乱気流だったのかもしれないが、なにしろ乗っているのはプロペラ機である。

横揺れ、縦揺れ、エアポケット。

任意ではあるが、CAさんから酸素マスクの使用許可まで下りたくらいの激しい揺れだ。


時は夜。

下界はもちろん、流れる雲さえ見えない闇の視界。

「安全な飛行に影響はありません」 というアナウンスさえウソっぽい響きに聞こえてくる。

墜ちてもおかしくありませんよね?・・・誰もがそう確認したくなるほど揺れたのだった。

あちこちで聞こえる、ケータイの立ち上げ音。

いけませんよ。

機内での携帯電話の使用は固く禁止されております・・・。




結果的にCAさんのアナウンスにウソはなかったが、あのプロペラ機が激しく揺れるということが、こうも生命の危機を感じさせるものだとは想像だにしなかった。

そんじょそこらの絶叫マシーンより切迫した迫力を、いつかみなさんもお試しあれ(--)