友人と買い物をしていると、店内BGMにエンヤが流れた。
癒しの音楽として名高い、エンヤ。
でもわたしには、どの曲も同じに聴こえてしまう、エンヤ。
そんなことを考えたら、なんとなく聴き入っている態になってしまったわたしに気づいて、友人が言った。
「 あぁ、なんだか懐かしいねえ、カイヤ 」
「 ちっがうよー麻世、エンヤだよーぅ! 」
間髪入れずにツッコんでしまうのは反射だろう。
しかもこの場合、無条件に口調が物真似になってしまうのは仕方のない流れだと思う。
ただ、そこがエスカレーターの上という、最悪のステージであっただけのことで・・・。
前に立つ妙齢のお嬢さんたちに爆笑されてしまったのは言うまでもないのだった。
・・・あぅ・・・ (--;