月と書いて、< ライト >。

そう読ませているのは、某週刊少年漫画雑誌に連載中の < Dスノート > 主人公である。


が、先日TVを見ていたら、自分の子供に月と星の名前を付けた人が登場していた。

星と書いて < きらり >、 月と書いて < あかり > と読ませるのだそうな。


学校の先生泣かせの名前になるであろう。



わたしの苗字も字面はありそうなのに所見で正しく読める人はそういない。

もちろん学生時代も最初の授業で正しく出欠を取ってくれる先生は皆無だった。

高校の音楽の先生などは、とうとう最後までまったく別の読み方を貫き通して転勤してしまわれた・・・ある意味快挙かもしれないが・・・。



友人のお姉さんは、名前を < 流歌 > という。

読みは < るか > だ。


とても趣のあるいい名前だと思うが、当のご本人はこの名前がキライなのだという。


日々漢字の意味を習う小学生のとき、自分は声が出なくなるのではないかと思い込んで、誰にも相談できずに暗い気持ちで過ごした時期があったのだそうだ。

歌が流れる ⇒ 声が流れる ⇒ 声が流れて出なくなる

そういう図式に思い至ったらしい。



ふと考えた。

人間が自分の名前を意識するのは何歳くらいなんだろう?

自分が人の親であったなら、子供につける名前はやはり考えに考えてひとつに絞る。

思い入れが強ければ強いほど、その名前を気に入ってほしいとも思う。

でも、子供が子供なりに自分の名前と向き合ったとき、どう思うかは未知数であろう。





さて。

みなさんのお子さんは、いまいくつですか?

おなまえについて、訊いてみたことありますか? 説明したことありますか?