今日は計画通りに仕事を、思ったように集中できなかったのではないでしょうか?

 

午前中に終わるはずの作業が一日中かかってしまった。そんな経験は誰しもが持っているはずです。一方で、結果を出している同僚は既に仕事を終え、次の仕事に取りかかっている。同じ部署の成績トップの人たちは忙しいはずなのに驚くほど効率的に仕事をこなしています。どうしてそんなことが可能なのでしょうか?自分はこれだけやってやっとの思いで一日が終わるのに、彼らはとても楽しんでいるように見える。しかも生産性が自分より高いなんて、不思議に思いませんか?

 

どうして自分と結果を出している人たちの間でこんなにも生産性に差があるのか。やっぱり能力が違うのかと諦めかけたこともありました。しかし、海外の情報や心理学、脳科学の分野を学んでいくうちに、どうやらそうではないことが分かってきました。

 

実は、私たちの生産性が低いのは能力の問題ではなく、脳のある特定の状態を作り出せていないからなんです。その状態とは「フロー」と呼ばれるもの。フローとは深い没頭状態のことを指し、皆さんも何かに集中しすぎて気づいたら時間が経っていたという経験があるでしょう。それがまさにフロー状態です。成功を収めた人々や大企業のCEO、トップインフルエンサー、アスリート、アーティストたちがパフォーマンスを最大限に発揮する時、彼らは必ずと言っていいほどフロー状態に入っています。周囲の高い生産性を持つ人々も、このフロー状態を意識的にか無意識的に操っているのです。

 

「集中しないといけないのは分かる。でも、そんな深い集中状態に簡単に入れるの?」と思ったかもしれません。安心してください。実はフローに入る方法は科学的に確立されつつあり、現在では1万以上のフローに関する研究論文があります。コツを掴めば、誰でも意図的にフローに入ることが可能です。