中国の食品や、食品偽装が問題になっています。

その中で国産物は安心。という風潮になっていますが

本当にそうでしょうか。


最近、私は添加物についての関心が高くなっています。

というのは、夏の間、教室はちょっと暇になっているので

単発のバイトで食品工場に行くことが多かったからです。


コンビニやスーパーのサンドイッチやお弁当。

またペットボトルのお茶を作る工場等々・・・・・


実際に加えて作る工程は見てはいませんが

添加物の存在は強く感じました。


よく食品工場で働く方々は、自分のところのものは絶対に

食べないという事をよく聞くのですが、確かによくわかりました。


それでも、自分はなるべくコンビニ物は食べないようにしようと

思った程度でしたが、この本を読んで自分の添加物に対する

無知さに唖然としました。


「食品の裏側」  みんな大好きな食品添加物。  

安部司

東洋経済新報社


作者は元食品添加物の専門商社で働いていた方。

自ら添加物を使い様々な食品を作り出してきた方です。


冒頭にいきなり白い粉からとんこつスープができる話です。


読み進めていくうちに愕然とする内容ばかりなのですが

一例をあげましょうか。


私たちが普段何気なく使っている「コーヒーフレッシュ」って

何で出来ているかご存知ですか?

常温で保存できるという事に疑問は感じていましたが

表示には植物油脂と書いてあるので当然乳製品から抽出したものと

思っていました。


正体は植物油と水でした。

サラダ油と水を混ぜて白濁させ、乳化剤で両者をしっかり混ぜて

あとは添加物放り込みまくりです。


こういう事実ご存知でしたか?


今の私達の食生活は添加物抜きには存在できません。


それでも出来合いのものをなるべく食べないようにしなければ

大丈夫だろうくらいに甘く考えていたのですが

事実はもっと根深いものになっています。


まずは私たちは「知る」ということが大切なのではないでしょうか?


この本でも添加物を全く取らない食生活を進めているわけではなく

知らなさ過ぎるという事が一番の問題だと書かれています。


正直知ったからといってそれらの食品を全く買わないという事も無理でしょう。


でも知った上で購入し、使う量を減らそうとは考えますよね。


添加物の安全性は100%確認されていません。

あくまでもネズミでの実験です。

また単品ではOKでも複数使用の安全性もわかっていません。


アレルギー、花粉症や原因のわからない病気が増えています。

切れる人が多くなったのは何故でしょう?


添加物のせいとは言えませんが、全く関係ないともいえないかも知れません。


是非この本を読まれてみてください。


今後も添加物についてはこのブログで書いていこうと思っています。



・・・・・と今日は堅苦しい話となってしまいましたね。

手作り料理を食べても添加物はまぬがれませんが、

「愛」というエネルギーが多少は消してくれるかなと思いますので

なるべく頑張って料理してくださいね。


<半月卵の炒め焼き>(4人分)



半月卵

(材料)

卵          4個

しめじ        1パック

ピーマン      2個

しょうゆ       小匙2

酒          大匙1

みりん       小匙1

水          大匙2

水溶き片栗粉   小匙2

塩、こしょう、サラダ油   適量

1.フライパンにサラダ油を熱し、火を弱めて卵を1個

  割り入れ、白身が固まったら2つに折り、両面焼く。

  残りの卵も同様に焼き、皿に取り出しておく。

2.再び油を少しひき、しめじ、ピーマンを炒め、しょうゆ、酒、

  みりん、水を加え、塩、こしょうで調味する。

3.水溶き片栗粉で薄くとろみをつけ、①の上にかける。