私のメルボルンライフ㉟の続きです
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いつもご覧頂き、ありがとうございますニコニコ
 
さてさて、今回も
引き続きエアーズロック一人旅についてのお話ですニコニコ
 
1日目のカタジュタの風の谷を満喫し、最高の気分で寝る前に共有シャワールームに行くと、水圧もかなり低いうえ、温度が低い!笑い泣き まるで水のシャワーのようです。。。さ、寒い・・・ショック!雪の結晶
 
とは言っても、オーストラリアは基本的に年中水不足なので、バスルームにはバスタブはあってもお湯をたっぷりためて入る人など聞いたことがありません。
 
シェアハウスやホームステイ先によっては、シャワーの使用時間が厳しく決められている場合もあり、節水の意識は日本では味わえないくらい高いものになります。
 
そのため、レストランや一般のご家庭でも、食器を洗剤で洗ったあと、水ですすがないで、そのまま乾かして使うところも珍しくないほどです。
 
そんな背景があるオーストラリア。滞在しているバックパッカーは、砂漠地帯のど真ん中。
シャワーが水で水圧が弱かろうと、文句も言えない気がします・・・シャワーがあるだけありがたい・・・!(ラグジュアリーなホテルの方はどんなんでしょう・・・得意げ
 
薄い毛布にくるまって、凍えつつ日ごろの疲れからかあっという間に就寝しました。
 
2日目の午前中はいよいよウルルへ出発です!
 

前日のスーパーで買い込んだリンゴリンゴとドリンクで簡単に朝食を済ませ、前日同様に、各宿泊施設を経由してウルルへ大型バスで出発です。

 

ガイド兼運転手のウルルに関する説明を聞きながら、赤い荒野を進みますバス

 

地平線が見渡す限り続く荒野の先に、いよいよ見えてきました!

エアーズロックです!! エアーズロックキラキラ

 

バスの中で最前列に座っていたのですが、大きなフロントガラス越しに見つけたときは、つい小さな声で「キターーーーーーー!!」と言ってしまいましたにひひ

 

この一枚岩。

 

言葉にするとなんてことはありませんが、目の前にそびえ立つそれは、もう形容しようがない程の迫力です目

麓近くになるとバスを止め、ガイドさんを先頭に説明を聞きながら歩きました。

 

岩と岩の隙間を歩いていると所々少しくぼみになっていて、先住民のアナングの人々によって描かれた壁画が色鮮やかに残っていて、本当に興味深いです。

いくつかの伝説の説明を聞きながら、はぐれない程度に歩きながら皆写真を撮ったりしています。(場所によっては撮影禁止もあります。

 

 

 

伝説がいくつも残されていたり、撮影が禁止されている場所があるのは、このウルルやカタジュタがアナング(先住民)の人々にとって聖地であり、神聖な場所として守られてきたからです。

 

これまで先住民の方々は、禁止こそしていませんでしたが、エアーズロック(ウルル)への登山を遠慮してほしいとの立て看板を置いたりしていました。英語版の公式サイトにもそれは明記されています。

 

その一方で、観光客からの収入は貴重な収入源の一つでもあり、短絡的に登山禁止に踏み出せないことは事実でした。

 

そんな中で、日本人だけに限らず世界中からやってくる観光客の中で一定数の人たちがウルルへの登頂をしてきました。

旅行会社のツアーにウルル登山がオプショナルツアーとして組み込まれているんですから、登る人がいてもおかしくないですよね。

 

しかし、登山客によって残された山頂におけるゴミ問題や登山客の滑落事故など様々な要因によって聖地が汚染された、という認識が強まり、今回政府と先住民との間で協議が行われ、正式に2019年10月26日からウルル登山は禁止になることが発表されました。

 

私はエアーズロックに行く前から登山をするつもりはなかったので登りませんでした。
 
というのも、私は福岡県の半島のようなところが故郷で、海と山に囲まれて育ちました。
 
半島の一部の海岸では、毎年バーベキューや花火をしてはゴミを片づけないで帰っていく観光客が後を絶たちませんでした。
 
海水浴場もある海岸でしたし、観光客の方に来ていただくのは、私たち島民にとってもまた貴重な収入源の一つでした。
 
それでも学校で毎年行われる海浜清掃の時間は本当に腹立たしくてしようがありませんでした。
ただの海岸でも、故郷を汚された憤りをあれだけ感じたのに。
もし、あの海岸がただの海岸ではなく、神聖な意味合いも含まれた場所だったとしたら…。
 
想像すればするだけ、ウルルに登る、という選択肢は選べないな、と私個人としては感じたのです。
 
このブログをお読みになっている方の中でもしかしたら、ウルルに登った方、登る予定の方、登ること自体に賛成の方もいらっしゃるかもしれません。
 
このブログを読んだことで、考え方を変えてほしい!等という事はありません。ですが、いま一度立ち止まって、少し考えていただくきっかけになれたらうれしく思います。
 
 
続きは次回♪

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