もし宜しければお付き合いください。
「ふぁ~」
南側の教室の窓際は日当たりが良く心地よさに大きな欠伸をすると冷たく睨む先生と目が合う。
慌てて口を手で覆い隠すと同時に授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「今日はここまでだ」
「起立。ありがとうございました」
『ありがとうございました』
あいさつをして先生が出て行くとみんな一斉に動き出すと二人の女子生徒が私のところに来た。
「あんた欠伸しすぎ」
私の机の前で呆れながら言うのは親友の一人でレイカ。さっぱりした性格で歯に衣着せぬ物言いはたまに凶器として相手を言葉だけで殺せるのでは?と思う。
「そうそう。先生、ジュリちゃんが欠伸するたびに超睨んでたよ?それにちゃんと睡眠とらないと。
美容の大敵だよ?」
私の横で睡眠不足の原因を作った張本人で惚れない男はいないと言われるくらいの美少女。
ある一つの欠点を除けば完璧と言えるだろう。親友でハルカ。
「ハルカ・・・あなたね誰のせいだと・・・」
そうハルカの欠点として重度のオタクなのだ。守備範囲が広くアニメ、つまり2次元から3次元まで好きなものになりふり構わない。そのためか夜遅くに意味の解らない話で睡眠時間を削る羽目になるのだ。
「ハルカ。あんたまた夜中に電話したの?ジュリも律儀に付き合わずに途中で切るか、出なきゃいいのに」
「レイちゃんひどいよ・・・」
ため息をつきながら話すレイカにハルカがぶーというように口を尖らせて反論した。そんな会話をしながらお昼ご飯を食べるためにいつもの中庭に向かう。途中聞き知った声に呼び止められた。
結構長くなってしまいました。また近いうちにつづきを載せますので気が向いたら見に来てください。