ちいさなしあわせ -9ページ目

ちいさなしあわせ

チャン・グンソク
グンちゃんのうなぎです
(人´∀`*)

この仕事をしていると
自分はどんな終わり方を
するんだろうと思うことがある

こんな風に
仕事を引きずり休日を
過ごすこともある

あの方は
あたたかな
陽の当たる
窓際にいた患者さまだ

入院していても
仕事の電話を
よくされていた

前回ベッド上で
かなりの下血をされて
お着替えのお手伝いや
汚染処理や
シーツ交換など
させていただいた

退院して
床屋に行かれたようだ
髪が短くなっていた

しばらくぶりに
お会いしたけど
とても衰弱が激しく
別人のようだった

離床センサーが鳴る

急に起き上がり
あぐらをかいたり

何回も意識が
遠のいては戻る

呼吸しているか
確認してしまうくらい

口の中は口内炎で
血だらけ
とても痛々しい

お顔拭きますねと
声をかけると
かすかに
うなずいてくれて

温かなタオルでお顔拭き
苦しみ痛みの中でも
気持ちのよい
お顔をされていた

あと数日…
そんな声も聞こえてきた

コロナで
家族との面会も制限され
本当に悲しい

夕方先生から
現状を聞かれたご家族が
昨夜連れて帰りたいと。

この状態で?いまから?と
ナースステーションがざわついた
誰もが顔を見合せ
難色を示したけど

帰りたいよね
家族のいる家に

夜の帰宅は無理だったけれど
色々な方のご尽力連携で
翌日介護タクシーで
帰宅することに

どうかどうか
無事に朝を迎え
お家に帰れますように

ご自宅のお布団で
ゆっくりやすんで
ご家族との時間を
過ごせますように