2024年8月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、( )内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★1~5で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。


112(11)『ソウルの春』★★★★


ぼくが生まれた年、韓国では、軍事独裁政権を敷いた朴正熙大統領が暗殺され、「ソウルの春」という民主化の波が訪れる気配があったが、全斗煥と盧泰愚という後に第11・12代、第13代の新軍部政権を率いることになる軍人たちのクーデターが起こる。


本作は、反乱軍を指揮するチョン・ドゥガァンと首都警備司令官イ・テシンの戦いを軸に描かれるが、イ・テシンによって「軍人としても、人間としても失格」の烙印を押されるチョン・ドゥガァンを怪演したファン・ジョンミンは虫唾が走るぐらいエグかった。これを観れただけでもかなりの収穫と言えるだろう。


史実を基にしたフィクションというが、そのスーパーヘビー級の内容に、観終わった後はクタクタになった。


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