2024年5月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、( )内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★1~5で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。


66(02)『青春18×2 君へと続く道』★★★★★


タイトルはいろいろな解釈ができそうだし、懐かしいにおいや流行歌によって当時の記憶が喚起されるということは共感した。


なんのために旅をするのかということについて感じることが多く、大学で国際観光学を学んだ身としては、かなり気に入った。


ここからは、ネタバレを含むのでご注意ください。


※※※


スラダン、ミスチル、岩井俊二の三拍子は、ぼく自身の青春時代とも重なり反則もの。ラストシーンも『Love Letter』のオマージュだと思った。


台湾映画のような原付バイクの2人乗りやランタンを飛ばすシーンなども素敵。ジミーがアミの願いを叶えるために移動する電車の中で片耳ずつのイヤホンで聴いたミスチルの曲名は分からなかったけれど、ぼくの脳内には「終わりなき旅」が流れた。


主演の清原果耶とシュー・グァンハンはもちろんのこと、ジミーが神奈川県鎌倉市→長野県松本市→新潟県長岡市→福島県只見町と電車の旅をする中で出逢う人たちも道枝駿佑(車内)、ジョセフ・チャン(松本市)、黒木華(長岡市)、松繁豊・黒木瞳(只見町)と素晴らしい俳優たちが演じていた。


https://happinet-phantom.com/seishun18x2/